敷地の入り口のたった瞬間、目の前に海の景色が広がったようだ。海の青と砂浜の白をイメージしたシャープなコントラストの外壁に、太陽の赤をイメージしたドアがアクセントとなっている。2009年度イノスグループ優秀デザイン賞に輝いたK邸。サーフィンが趣味というKさんのこだわりの家だ。


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ウッドデッキにキャンプテーブルを置けばオープンテラスに。
晴れた休日の昼食が楽しみだ。


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登り梁によってより開放的になった勾配天井のLDK。トップライトからの光も注ぐ。室内はすべてナラ無垢材のブラウンに合わせてコーディネートされ、リゾートホテルのような上品さをかもしだしている。
「たとえ些細なことでも、電話じゃなくて、すぐに顔を合わせて話ができたことで、いき違いや勘違いのない家づくりができました。打ち合わせは何かあったらすぐって感じで。それこそ、地元ならではのスムーズなコミュニケーションができましたね」とKさんは家づくりを振り返る。「わが家の家づくりは、まず妻が、ざっくりした希望を出す。それを私がネットや本で研究して漠然としたイメージを具体的にしました。そして鈴木工務店の鈴木克友氏、今では仲良くなって、なりとも君と呼んでいるんですが、まず彼に伝える。そこからプロの視点で実現できる方法を探ってくれる。という絶妙な二人三脚で進んでいきました。 たとえば、わが家の特徴である勾配天井のLDKは、妻の「開放的に」という希望をもとに、私なりにいろいろ調べ、考えて、「天井は勾配に。しかも空間の広がりを強調したいから構造梁は可能な限り見せたくない」と相談しました。すると、天井の勾配に添って梁を斜めに架ける登り梁と呼ばれる、プロならではの手法を提案してくれる。といった具合。梁が存在感を主張しすぎることもなく、せっかくのトップライトからの陽光が遮られることもなく、おおらかで開放的な理想の空間になりましたね」
海と砂浜と太陽をイメージしたK邸。その家の中は一転してまるでリゾートホテルのような雰囲気だ。ブラウンで統一したナラ無垢材の床はぬくもりがあって素足にもやわらかい。これはサーフィンから帰った身体を休息へと導く癒しの空間にしたかったというKさんのこだわりを実現したものだった。「ブラウンで統一し床材以外にも、照明計画やキッチンの動線計画、壁の色など、たぶん素人の無謀な希望もあったと思いますが、鈴木工務店は「難しい」とか「無理です」なんて一言も言わずに、いったんすべてを飲み込んでから解決方法を探してくれました。「柔軟に対応できて、とことんお付き合いできることが私たち工務店の強みですから」と鈴木さんは言ってくれました。 当初は4社競合でしたので、もし、頼む相手が違っていたら、まったく違う家になっていたかもしれないなぁと、後になって妻と話したものです 」
廊下の窓の外には大きなウッドデッキが。採光だけでなく視覚的な広がりが感じられて、開放感を演出している。
こちらもシックなブラウン調で統一。モダンで高級感のある空間になっている。
奥様が落ち着けるようにと設計された寝室。床に段差をつけ、天井は折り上げに。最新の照明スイッチはこの部屋に。
採光にもひと工夫ある玄関(左)。玄関ドアの鮮やかな赤はモダンなインパクトとなってK邸を印象づけている。





