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自慢の家が建ちました

住んでいくうちに良さがにじみ出てくる、10年、20年後も楽しみな家。宮城県 S邸 設計•施工:田中工務店

「じわじわとわかってきたんですよね、その家の良さが。何度も訪れるたびに、ここもいいね、あそこもいいねと言うようになって。和の家って、本当に奥が深い。真髄とでもいうんでしょうかね。そういうものが年を経ても感じられる。もし私達が家を持つのならば、そんな家にしたかったんですよ」そう語るのはSさんご夫妻。ともに60歳を過ぎて円熟期を迎えらえたおふたりが家を建てようと思ったとき、イメージのお手本となったのは田中工務店の田中社長が10年前に建てた和の家だった。

宮城県 S邸のイメージ

リビングにて。取材中も気持ちのよい夏の風が抜けていった。

「せっかくお願いするのならば、それ以上のものを…と、ついつい相談することが増えてしまいました(笑)。やっぱり家って、住んでみないとわからないじゃないですか。だから住んでいくうちに良さがにじみ出てくる、10年、20年後も楽しみな家」
そんな夫婦の願いに田中社長はしっかりとしたコンセプトで応えた。
「家の南面にある縁側、書院、居間すべてから庭が見える。言うなれば、庭と一体化した邸宅。そんなイメージで設計させていただきました」。庭と一体化した邸宅。それはつまり家の内部と外部がつながっているということ。その白眉とも言えるのがリビングとダイニング。南面だけではなく、北側にも庭を造り、南北のはきだし窓の高さを2.2mまで広げることで、庭とひとつづきの開放的な場所を家の真ん中に設けたのだ。
「ここで食事や料理をしているとね、風が通り抜けていくのがわかるんですよ。まるで風の通り道のようで、気持ちがいい」とご夫婦も非常に気に入ったご様子。なるほど、S邸は全体的に風通しが良い。構造的な面においてもそうなのだが、家に入るとほっと和むような居心地の良さを感じられるのだ。それは伝統的な日本家屋のしつらえでありながらも、格式張ったところがないからなのかもしれない。一言でたとえるのならば、“ゆるやかな和の家”。自然と調和するここちよさを教えてくれる、そんな家だ。

バランスのとれた家は、心地いい。

和室のしつらえは現代風数寄屋に仕上がった。床の間の天井は秋田杉柾の網代。書院の天井は和紙風クロスの伊達柄の市松模様に、ヤニ松の竹入まわり縁。明かり窓には掛け障子、そしてそのたな板にはヤニ松。どれも日本家屋に受け継がれてきた伝統的な意匠、シンプルな中にも奥行きと深みが光る。
「和室は基本的にはタテとヨコのバランスです」と語る田中社長。たとえば、鴨居やなげし、その上にある無目と呼ばれる部分も、きちんと計算された位置にありタテとヨコのバランスが取れている。また、障子や襖の桟の角を面取りして丸くしたり、障子の格子の幅を細かくしたり、随所に工夫がされている。和室だけでなく、玄関建具の竪格子、ポーチの竪格子、ポーチの棰木の間隔と屋根軒先の二重鼻隠し(軒下の棰木の端を隠すための板屋根のあつみをうすく見せる工夫です)とし鼻隠と鼻隠の間に屋根通気の換気へとバランスが広がって行きます。木すべてにおいて和のバランスが計算された家になっているのだ。そしてそのバランスが、全体的に落ち着き感のある、心地よい、穏やかな空間を作り出している。

宮城県 S邸のイメージ

宮城県 S邸のイメージ

落ち着いた雰囲気の書院。
庭を臨むことができる(左)。

木の気持ちよさを五感で感じられる、開放的なリビング。

S邸のリビングに入ると、いくつか驚くことがある。そのひとつが床材。暗褐色のシックなカラリーングが和室と非常にマッチしている。これは何の床材ですか?と尋ねると「無垢のチーク材です。どうです?足触りが違うでしょ?」とS氏。なるほど、足裏から伝わる木の感触が心地よく、木の香りが部屋をやさしく包みこんでいる。「帆船のデッキにも使われるくらい丈夫なんですよ」と田中社長。強度についてもお墨つきの材質だ。チーク材は縁側からリビング、ダイニングにまで広がっている。それにより先に述べた2.2mの大開口から臨む庭と、部屋全体がひとつづきの空間のようにも見える。さらに廊下、玄関の床もこのチーク材でそろえ、家全体で統一感を持たせた。もう1つが天井。「一般的にはクロスが使われますが、あえて日本古来の銘木であるタモの一枚板を採用しました。タタミ一畳分くらいの大きさがあります」と田中社長。さらにテーブルもタモの一枚板を使った。「これ、なんだか掘りごたつみたいでしょう。誰かが座っていると自然と人が集まってくるんですよね」。
さらにリビングとダイニングとの間仕切りや、すべての建具の高さを2.2mの引き戸に統一。なるほど、1Fを見渡すとすべて引き戸になっている。これならば、空間の広さを調整できそうだ。「ハウスメーカーだと、現場加工が大変なのであまり引き戸にしたがらないんです」とS氏。イノスの家だからこそ実現できたこだわりが、ゆったりとした時間の流れる贅沢な空間を生み出したのだ。

イノスの家だから安心を実現できました。

「仙台は非常に地震の多い土地なので、耐震にはこだわりました」。S邸は梁の数も多く、手に入りにくい乾燥材を使った土台を90本も使用している。「近所の人たちが基礎工事の時に見に来て、あまりの木材の多さに宮大工さんが来ているんですか?と」そんなエピソードを嬉しそうに話されたのは奥さま。「イノスの家はきちんと構造計算書を作ってくれるので安心です」とご夫婦そろって大満足の様子だった。

宮城県 S邸のイメージ

上品なダークブラウンが和室とマッチ。中央には掘りごたつ式のテーブル。

宮城県 S邸のイメージ

リビングからダイニングへ。空間に連続性が生まれると部屋が広く感じられる。

宮城県 S邸のイメージ

階段も無垢のチーク材にすることで、家全体のカラートーンに統一感が生まれた。

バランス良く計算された玄関で、客人をお出迎え。

玄関は客人を迎えるにふさわしい、上質さをたたえた空間に仕上がった。玄関外の格子の幅、玄関戸のガラスの幅、履物入れの高さ、靴脱ぎ石の大きさ、それらすべてがバランス良く計算されている。さらに天井もリビングと同じタモの一枚板を使用。正面のタモ板を開ければ廊下へと続く。

宮城県 S邸のイメージ

玄関外の格子の幅から靴脱ぎ石の大きさにいたるまですべて計算されている。

10年後が楽しみな庭。

10年後に建物と一体化することを考えて作られた庭。特に石の並びは家、植木、灯篭などとのバランスが細かく計算されており、一定の調和を保っている。木の芽が40年以上も生きている石を使った山灯篭が印象的だ。ご夫妻の暮らしと寄り添うように、10年、20年経てどんな庭に、そしてどんな家になっているのか楽しみなS邸だった。

宮城県 S邸のイメージ

10年後、どんな庭になっているのか今から楽しみだというご夫妻。

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