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自慢の家が建ちました

密集地でもカーテンいらず。なのに窓はいっぱい!光と開放感あふれる長期優良住宅。大阪府 I邸 施工:セイコー住研

「しぼみかけていた夢が、もう一度ふくらんだんです」大手ハウスメーカーとの家づくりでいくつもの希望を諦めかけたIさん。最後に巡り会った工務店との協働作業が「これ以上のものは何もいらない」と言いきれるほどに愛着を持てる住まいへと、結実した。

大阪府 I邸のイメージ

吹抜け・高窓・木の香りの明るい空間

生駒山を望む八尾市の一角、暗褐色の外壁が印象的な姿でI邸は佇んでいる。天然レッドシダーの迫力あるサイディングは、施主と設計者双方のこだわりだ。
Iさんと、設計・施工を担当したセイコー住研の辨木(べんき)さんに招き入れられた玄関は、4つの開口部から射し込む明るく柔らかい光が満ちる。上がり口の横幅2700ミリ超の空間は「朝、家族が並んで靴を履けるように」との希望にそったもの。
明るさはIさんがもっとも望んだポイントだ。「八尾市内は家が密集していて、あまり快適な住環境とは言えないんです。それでも明るい家にしたくて、リビングは2階にと決めていました」
階段を上がるとメイン空間が広がった。ミャンマー産チークの無垢フローリングのリビングダイニングは、最高天井高さ5000ミリの吹抜けで、いくつもの高窓がつけられ開放感と木の香りがいっぱい。両脇に和室とキッチン、バルコニーそして書斎スペースが連なる。

辨木さんいわく「ここはプライバシーが完全に守られた、カーテンのいらない家です。しかもどこにいても窓から必ず空が見える。木と空、木と陽光(ひかり)の家なんですよ」見ればどの窓にもブラインドやカーテンボックスはなく、バルコニーはスクリーンで視線をカットしている。

高い勾配天井にはあかりの類が見当たらない。「つり下げタイプや普通のシーリングライトがいやで…。ショールームに行って、空間全体の明るさを考えながら自分で全部選びました」とIさん。
間接照明を基本に、ダイニングはスポット、キッチンはダウンライト、光源も電球色の蛍光灯からLEDまで、省エネや可変性も考えた施主自身の照明計画だ。リビングの化粧梁には蛍光灯のアッパーライトを載せた。
「日没後しばらくはこのアッパーライト1本。もっと暗くなったら間接照明やスポットライトに切り替えます。陰影がきれいですよ」Iさんの笑顔に、自ら家をつくり上げる楽しさが透けて見える。

大阪府 I邸のイメージ

型板ガラスを通ってやわらかく拡散する光に照らされる玄関。床はバーチ材を採用した。

大阪府 I邸のイメージ

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ロフトからメイン空間を俯瞰。勾配天井の吹抜けと高窓が明るさと開放感を生み出す。(上)
ミャンマー産チーク材の美しい床が印象的。地窓つきの和室は、畳の下に収納スペース。(下)

目に見えない「快適さと強さ」にお金をかける。

室内環境の快適さと建物構造の強さにも注目だ。堺が本拠地の辨木さんは「大阪南部・中部の風向きや太陽の回り方は熟知しています」と胸を張る。
2階ではバルコニーから入る風が、リビングを経て和室の地窓や水まわりへと空間全体を通っていく。1階寝室には、路地を抜ける風を取り込む縦すべり出し窓を設置。ここから玄関ホールを経て子ども部屋まで通風が得られる。「風の通り道は2方向。気候のいいときは全部の窓・扉を開けっ放しにしています(Iさん)」

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バルコニーとルーバー窓に挟まれた、風通しの良いキッチン。(左)
ダイニングの上にあるロフトの窓も、もちろん風の通り道。(中央)
壁全面に収納スペースをとった1階寝室。縦すべり出し窓から取り込んだ風は、奥の扉を経て玄関・子ども部屋に流れる。(右)

水まわり部分のルーバー窓をのぞくすべての窓には、高い断熱・遮熱性能を持つLow-Eガラスを使った。「高窓から日が射し込むのは冬だけで、夏の直射日光はほとんど入ってきません。バルコニーは電動のオーニングで日差しをカットしています」とIさん。熱い日射は遮断し、光だけを取り入れる開口部だ。
吹き抜けにつきものの寒さも、高い断熱力が功を奏して「床暖房だけで十分でした。光熱費も以前住んでいたマンションより安いくらい」。次世代省エネ基準をクリアし、四季を通じて省エネに貢献する家である。
I邸の設計には、通常の軸組工法では難しかったリビングダイニング全体の吹抜けを可能とするSE工法を採用。「これだけ明るいけど、実は壁量もすごいんですよ。大きい地震が来ても外に出んといてね、中の方が安全やから、と言っています(笑)」と辨木さん。
高い省エネ性能と強い構造…お察し通り、I邸は長期優良住宅だ。加えて省令準耐火構造でもある。ファサードの天然木サイディングももちろん防火仕様。
「躯体や設備は簡単に取り替えられませんから、基本的な快適さや安心を手に入れるためのお金は惜しまず使いたいな、と思っていました」長持ちする気持ちのいい家。我が家に対する真の愛着は、何よりもここから生まれてくるのかもしれない。

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パイン材の床が明るい子ども部屋は、2人のお嬢さんの成長に合わせて後から仕切れるようになっている。窓は遮熱Low-Eガラス。

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全面が吹抜けを実現したダイニング。「ここにも高窓をつけることができて明るくなりました(Iさん)」

最後に出会った、夢を共有できる工務店。

十年来の友人のように息の合ったやりとりを見せてくれたIさんと辨木さんだが、その出会いはギリギリのタイミングだった。
当初は某ハウスメーカーと家づくりを始めたIさんご夫妻だが、担当者と話すほどに抱いていた夢がしぼんでいったという。たとえばバルコニー。「2階リビングから庭代わりに緑が見えるガーデンバルコニーに憧れていたのですが、1階に部屋がない位置につけるのは構造的に難しいと言われて。吹抜けも全面は無理ということで諦めたんです」
構造面以外でも、予算を下げようとすれば「夢や憧れを込めた部分」を真っ先に削る。そんなセオリーに納得できないまま疲れ切って妥協しかけたとき、最後に声をかけてみたのが地域の工務店であるセイコー住研だった。
ハウスメーカーに渡したものと同じ、希望を書き連ねたメモをもとに辨木さんが描き上げた図面には、夢だったバルコニーが。少し予算を下げた2案目でもそれは削られず残された。全面吹抜けの希望もしっかり織り込まれた提案。「こんなこともあんなこともできますよ、って言ってくださったんです。諦めていたものがまた出てきて、もう一度楽しくなりました」

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水に強く、ヨットハーバーにも使われる天然木・ウリンを使ったバルコニー。

一方「お客さんのこだわりがあるほど、それを図面に反映させるのが楽しい。予算も忘れてのめりこみ、自分の思いもひとつふたつ必ず入れる。この仕事だけは誰にも渡したくないです(笑)」と辨木さん。ちなみにバルコニーは辨木さん自身も絶対に削りたくなかった部分だった。
そこからはすべて二人三脚。水まわりの配置から床材の選択までこだわりをぶつけあいながら解決を探す打合せは「むちゃくちゃ楽しかったです」
施主と設計・施工者が夢を共有し、一緒に作り上げた家。「本当に愛着のある家ですね。これ以上のものは何もいらない。どんな宝物にもまさる住まいです」Iさんの笑顔と言葉を胸に、降りだした雨に色づくファサードをもう一度振り返った。

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天然レッドシダーのサイディングが印象的なファサード。サッシ枠の色は外壁と同系色にし存在感を消した。

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