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共働きママ必見!家事をシェアしてゆとりのある生活を送る方法

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共働きママは家事に使える時間が限られてしまい、毎日することが山積みになりがち。
掃除や洗濯、料理などに当てはまらない「名もなき家事」も、ママの大きな負担になっているのではないでしょうか。そんなママの悩みは、「家事をシェアする」という発想を取り入れて、解決へと導いてみませんか?

今回は、ママのゆとりある生活のために、どうすれば家族で家事をシェアできるのかを考えてみましょう。

まずは家事の分担を洗い出し

家族で家事をシェアするために、まずは現在の家事の分担を洗い出すことからはじめてみましょう。
ママがどれくらいの家事を担っているかを洗い出したうえで、どのような分担ができるか、家族みんなで共有することが重要です。

また、家事をシェアするためには、家事のプロセスまでしっかりと共有しましょう。
単に「ごみ出し」と考えるだけでなく、「ごみを集める・ごみをまとめる・ごみ袋を取り替える・ごみを出す」といったように、家事にはプロセスがあります。

プロセスのすべてを家族全員で共有し、どのようにシェアできるかを考えます。
負担が偏らないように分担することが、無理なく家事をシェアできる秘訣です。

収納のポイントは使いやすさとわかりやすさ

収納がうまく機能していないと、どうしても部屋が散らかりがちに。
家族が進んで片付けに参加できる収納の工夫は、使いやすさとわかりやすさにこだわることです。
では、具体的な収納の工夫について考えてみましょう。

キッチンは「適材適所」の収納スペースを意識する

キッチンは使いたいものをスムーズに出せるよう、「適材適収」を意識して収納するのがポイントです。

たくさん収納しようと大きなパントリーを設置すると、かえって不要なものをため込んでスペースを無駄にしてしまうことも。
必要なサイズのパントリーを選び、すぐに調理に使うことができ、食べられるものだけを収納しておくと、パントリーの中もすっきり片付きます。

また、家事の時間が限られる共働きママの場合、料理の時間短縮にもつながりますね。
食材をどこに収納したのか忘れてしまい、見つけたときには賞味期限切れに......。といった問題も解消できるでしょう。

ゴミ箱はシンクから2歩以内に置いておくと、家事の時間を短くすることができます。
コンロで使う調味料やフライパンなどの調理器具も、ワンアクションで取れるところに置いておくのも重要です。
スムーズに使えて気軽に収納できるのが、「適材適収」を意識したキッチン収納のポイントといえるでしょう。

家族みんなで家事をシェアできるよう、ごみの分別の方法やたまったごみをどこに出すかなどを共有しておくのも家事シェアの秘訣です。

自分のものを片付ける習慣は玄関ホールから

家族それぞれの収納がないと、リビングが散らかってしまうのはよくあること。
そんな悩みを解消してくれるのが、玄関に設置する自分専用の片付けロッカーです。

コートや帽子などを入れられる収納が個別にあると、リビングまで荷物を持ち込まなくなるだけでなく、外出時や帰宅時の片付けを自分たちで行う習慣もつくでしょう。

また、玄関スペースに家族の収納を設置できない間取りの場合は、リビングから見えない裏動線に家族みんなのクローゼットを設置すると、自然な片付けの動線をつくることができます。

家族一人ひとりが無理に片付けを意識しなくても、それぞれの荷物を収納できる「適材適収」の考え方を意識してみましょう。

子どもが積極的に片付けに参加できる工夫も

子どもの服やおもちゃはどうしても部屋に散らかってしまうもの。
子どもが積極的に片付けに参加してくれれば、ママの負担も軽減されるでしょう。
そのための工夫として、子どもが楽しんで片付けに取り組めるカラフルな収納ボックスを用意したり、子どもの目線にあわせた位置に収納を用意したりするのがおすすめです。

また、きれいに整頓された収納を意識しすぎず、大ざっぱな収納を心がけるのもポイントの一つ。
とりあえず何でも入れておける大きめのバスケットを用意し、一時置き場を作って散らからないよう工夫してみるのも効果的です。子どもが収納を面倒に感じない工夫を取り入れたいですね。

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「短く・曲がらず・止まらず」を意識した間取りと動線

家事をシェアしやすい間取りづくりのポイントは、止まることなくスムーズに家事を済ませられる動線を設計することです。
そのためには、家事の移動距離を短くし、あちこちに移動する必要のない動線を考える必要があります。

例えば、「家族のただいま動線」もその一つです。
玄関ホールと洗面室、ファミリーユーティリティー(洗面室の横に設置されたマルチスペース)を直線でつなげることで、帰宅後の手洗いを済ませ部屋着に着替え、脱いだ服をそのまま洗濯カゴに入れることができます。
片付けが習慣化しやすい動線の設計を実現できるでしょう。

また、「ママの洗濯動線」も家事をラクにするための大切なポイント。
洗う・干す・たたむ・収納するといったように、洗濯にはたくさんの作業があります。
それぞれの作業を1階の洗面室やバルコニー、寝室など、あちこちの場所で行っていては、作業負担も増えてしまうでしょう。

洗濯はすべての工程を一カ所でできる空間があれば理想的ですね。
どれだけ無駄のない動線を設計できるかがカギです。
洗濯機の置き場と洗う・干す・たたむ、収納する場所を一つにし、移動することなく同じ空間で済ませられると、洗濯の時間や負担もかなり軽減できるでしょう。

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心構えひとつで「名もなき家事」もシェアできる

炊事・洗濯・掃除などとは違い、はっきりとした名前を持たない「名もなき家事」。
トイレットペーパーを補充したり、ごみ袋をセットしたり、散らかった家族の衣類などを拾い集めたり......。
「自分は家事に協力的だ」と感じているパパと、「パパはあまり協力してくれない......」と感じているママ。

そのギャップが生まれる原因は、名もなき家事の負担のほとんどが、ママにのしかかっているからなのかもしれません。

「自分のことは自分でする」という意識が、家事のシェアには欠かせません。
家族みんなが身の回りのことをできるだけ自分でできるようになれば、ママの「名もなき家事」の負担も軽減されることでしょう。

また、簡単な家事から取り組んでもらいルーティーン化させたり、時間に余裕のあるときに苦手な家事を一緒にやってみたりと、家族がコミュニケーションを取りながら家事を楽しめるアイデアを盛り込んでみるのもいいですね。
自分のことを自分でする仕組みづくりも心がけてみましょう。

家事シェアの心構えは、自分の場所・自分のもの・自分の行動の3点を意識すること。
自然に分担できるように、家族みんなで家事について話し合ってみましょう。

家事の分担ではなく家事シェアを楽しんでみる

家事を分担すると、ママの負担が軽くなる分、家族にその負担が分配されるように感じがち。
しかし、楽しめる工夫を取り入れることで、家事は自然にシェアすることができます。
シェアが軌道に乗るとママの余裕も増えるため、家族と過ごす時間をたっぷりと確保できるでしょう。

家事のプロセスを共有し、家族みんなでアイデアを出し合いながら、みんなが無理なく楽しめる方法を考えてみてください。
きっと、我が家ならではのシェアスタイルが生まれるはずです。

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