家族を育てる家

はじめての家づくり

まかせて安心?家を建てるとき、安心できる業者を選ぶには②

630420①.jpg家を建てて欲しいと思う建築会社を絞り込めてきたら、最終決定する必要があります。
でも、どうやって決めたらよいのでしょうか。

事務所や展示場を訪問したり、営業マンの説明やパンフレットだけではわかりません。
そんなときは、具体的に行動してみましょう。

工事現場に出かけましょう

工事現場は第二の展示場とも言われています。
その展示場を見ることによって、その会社の姿勢がわかってきます。

施工マニュアルがあってそれを見せられると、「しっかりしているなぁ」と思ってしまうでしょう。
でも、気をつけてください。あるのと活用しているのとは違いますから。

もし出来るなら、その建築会社の進行中の工事現場に入れてもらいましょう
その際にヘルメットを貸してもらうのを忘れずに。

ちゃんとした現場には、施主用のヘルメットが用意してあるのが当然です。
無かったり、持って来なかったりだと、安全に対する意識がちょっと?ですね。

現場に入ったらまず、建物の周囲を見てみましょう。
足場はちゃんとしていますか?
地面に接する足の部分(固定ベース)が、地面にめり込んでいませんか?

通常、地盤面が柔らかい場合は、足が地面にめり込んだら足場が傾いて危険なので、足の下に鉄板を敷くなどの対応が必要です。

また、足場のシートが一部剥がれていたりしていませんか?
確かに資材の搬入時などで一時的にまくる場合はありますが、強風でも無い限り足場のシートは外したままにすることはありません。

このような小さいことでも安全への配慮があるかどうかがわかります。

現場で入り口附近の道路が泥で汚れていたりしていませんか?
近所への配慮が為されていないと、業者だけでなく、施主が近所の方から苦情を言われたりすることがあります。
常識の範囲内の事ですが、そのくらいのことは、建築会社が自分で考えるべきことです。

ゴミ置き場はどうでしょう。
ごみがあふれ返っていたり、飲んだ缶コーヒーの缶がゴミ置き場の横に沢山置かれたままになっていませんか?

さあ、建築現場に入ってみましょう。
ちゃんとスリッパが用意されていますか?
職人さんが汚れた土足でそのまま現場に入ったりしていませんか?
この点でも現場への配慮が伺えます。
ただ、職人さんの運動靴や地下足袋はOKですので、過剰反応しないように。

現場はきれいで整然としていますか?
床下にプレーナーくずやゴミが落とされたままになっていませんか?
床下に木屑などがそのまま置かれたままになっていると、シロアリの温床になる可能性もあります。
床下がコンクリートで固められたベタ基礎だって、立ち上がり部分に継ぎ目の無い基礎は少ないですから、ほんの少しの隙間があればシロアリは入ってきます。

ゴミが溢れかえっていませんか?
ゴミの分別も大切です。
現場で出たゴミは種類ごとに分別する必要があります。
色分けした袋に分別されていれば、申し分ありません。

たまにあるのですが、カバーの無い丸ノコが床に転がっていませんか?
もし足が当たって電源が入ったらどうなるでしょう。
そんな現場は、監督の現場管理が行き届いているとは言い難いですね。

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わからないことは聞いてみよう

建築会社が開催する、完成現場の内覧会とか入居後の現場案内などあれば、是非参加しましょう。
特に入居後の現場案内では施主の感想を聴くことは、家を建てる前準備では非常に参考になります。

よく、インターネット通販などで買い物をするときやホテルを予約するときには、事前に口コミなどを参考にしますよね。
それと同じです。

実際に住む人の生の声は、本当に参考になること満載です。
機会があれば、是非話しかけて、どんなところが良かったか、悪かったか。
忌憚ない意見を聞いてみましょう。

入居後すぐの内覧会だと住んだ感想はあまり参考にならないかも知れません。
できれば、その家に一年以上住んだ人の話が聴けると良いと思います。
一年を通して何が良くて何が悪かったか。
特に真夏と真冬の話は聞くと参考になると思います。

もう一つ聞いたほうが良いのは、その建築会社の契約後の対応です。
注文住宅だと契約してから完成まで、半年以上掛かるのが普通です。

見積り内容確認や色柄合わせ、現場に顔を出したときの大工さんや他の職人さんの対応などいろんな場面を見られているはずです。

そういったときに、どのくらい親身になって話を聞いてくれて、わからないところを説明してくれたかは、すごく参考になると思います。

理想の住まいを思い描いてみましょう

家を持つならこんな家に住みたい!

夢見ることはたくさんあるでしょう。
玄関はこんな感じ、リビングはこの写真のように、キッチンは対面キッチンにしてカウンター下には収納を設けよう。
また、インターネットでこんな素敵な照明器具を見つけたので使いたい。
思いは十人十色です。

「おっしゃっているご要望は判りました。でも、それは止めた方がいいですよ。なぜなら・・・・」と理由まで説明してくれる建築会社は、建ててほしい住まいについてきちんと要望を聞いてくれています。

きちんと要望を聞いて、それをプロの目線で考えて、家を建てる人にとって本当に良いか悪いか、経験に照らし合わせながら考えてくれる建築会社であれば、親身に家づくりをしようとするものです。

家づくりは建築会社だけで勝手に進めるものではありません。
施主と家づくりを一緒に楽しんでくれるような建築会社だと安心ですね。

その他にも、構造計算をしているのかとか、雨仕舞い(雨漏り防止)がちゃんとしているのかとか、防火に対する対策はどうなのかとか、気になることはいろいろあると思います。

心配するとキリがないですね。
だからこそ、施工してくれる会社を選ぶ時には、色々な角度から検討して決定しましょう。

はじめて持つマイホーム。
パーフェクトはあり得ないけど、それに近い住まいを手に入れたいものです。

家族の笑顔が絶えない住まい。
それは、"まかせて安心"の住まいづくりから・・・。

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