家族を育てる家

イノスの家の工務店

「言ったことはきちんとやる」~㈱創建 本田社長インタビュー~

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「言ったことはきちんとやる」当たり前の言葉と思われるでしょう。
しかし、その当たり前の言葉を当たり前に出来ている人が、どれほどいらっしゃるでしょう?
そんなことを考えながら、本日は「言ったことはきちんとやる」を座右の銘にされている、株式会社創建の本田社長にインタビューを致しました。

Q.創業はいつでしょうか?

1979年(昭和54年)に創業しました。
私は元々地元デベロッパーで営業をやっておりました。自分で言うのも何なのですがトップセールスマンで、色々なお客様とお話しさせて頂いておりました。
そこで、お客様のご要望をもっと叶えたい!もっとお客様に寄り添って家づくりがしたい!と思い、自分で会社を創りたいと思う様になりました。
そのころ、叔父が材木屋を経営しており、独立するなら応援してやるよと言われ、思い切って工務店を始めることにしたのです。

Q.独立して苦労することはなかったですか?
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元々営業マンだったので接客には自信がありました。
ただ1棟目のお客様は契約の調印をしていただきましたが、契約金が入っている封筒を私に渡していただけませんでした。
私個人のことを信用はしているけれども、私の会社に対して過去の実績がなかったため、不安のほうが大きく、任せていいか躊躇されていたのです。それは無理もありません。
そこで不安を解消するために、後日、叔父の材木屋と私の自宅を案内いたしました。ようやくお客様の不安が解消され、無事、契約金をお預かりすることが出来ました。
お客様目線に立てば、信用はとても大事なものだと、あらためて気づかされた出来ことでした。

Q.創建さんの家づくりのポリシーは?

「言ったことはきちんとやる」
1棟目の事例もあり信用が大事だと骨身に染みていたので、お客様との約束事は絶対に守ります。
当たり前のことですが、約束を守るということは、人として守るべき基本的なことだと思います。

Q.創建の家の特徴は?

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デザインが良いと言われます。
創業当時、いわゆる大工さんの創る家が多く、創建の家はデザイン的にあか抜けているとの評判を受けました。使う材質に関してもこだわりを持っています。床材は無垢材を使用しているため、素足でも冷たくなく、本当に心地良いと評判です。
室内ドアなどの建具も無垢材にしています。最近の室内ドアはプリント物が多く、印刷技術が上がったおかげで見た目はよくできています。もちろん突板といって表面だけ木の単板を貼ったものもありますが、ドアの中は空洞なのです。私は無垢ドアの何とも言えない重厚感が大好きで、それをお客様にも感じていただきたいと思いご提案しています。
またお客様にはご予算をバランスよく使いましょうとアドバイスしています。お客様のこだわりたい部分、調整できる部分を明確にしていく事で、無駄なところにはお金をかけず、お客様の満足度が最高になるように予算配分に気を付けています。

こうした積み重ねで、創建の家は住み心地が良いと、高い評価をいただくことが出来ていったのだと思います。

Q.普段心掛けていることは?

「家は買う物ではない、創っていくものだ」をモットーにしています。
手作りを大事にし、お客様とじっくり時間をかけて一緒に作っていく家づくりをしています。
住宅設備機器・床材やドアなどの建材・照明器具やクロスのショールームにも必ずお客様と同行し、アドバイスやご提案をさせて頂いています。

ゆっくり何回も打合せをしますので、ほとんどのお客様はお会いしてから契約までに1年以上かかります。念入りに打ち合わせをしますので、契約の時には仕様や品番、色などもすべて決まっています。契約後に追加費用が出ないようにしたほうが、お客様にとって良いと考えています。もちろん着工後に気付いたことや、お客様が喜ばれそうなことは提案をしています。
自分が住んだとしたても、「ああ本当に良かった」と思える家づくりがしたいからです。

Q.お客様からいただいた言葉でうれしかったことは?

「お家を作りたいけど...」と漠然と考えてみえたお客様とご縁があって、お家を建てていただくことになりました。無事お家が完成し、お引き渡しの際に、そのお客様から「あなたに会えて本当に良かった」「おかげで、こんなに素敵なお家が建ちました」「私の長年の夢が叶いました‼‼」とおっしゃっていただけたことは、今でも私の心に残っています。
こだわりの強いお客様が多いので、お客様との関係も密接になります。
お家が出来上がると、お客様はもちろん大喜びですし、私どももお客様と同じぐらい大きな喜びを感じています。

Q.イノスグループに入ったきっかけは?

以前、ある奥様からの質問に答えられなかったことがあったのです。
奥様は「創建さんの家は風速何メートルまで耐えられるのですか?」、「震度いくつの地震に耐えられるのですか?」と聞かれました。当時の私どもにきちんとした裏付けはありませんでしたから、「台風も地震も大丈夫ですよ」というあいまいな答えしかできていなかったのです。
それまでは質の良い家づくりをしていれば問題ないと思っていましたが、そういう不安な気持ちを持つお客様がいらっしゃることに衝撃を受けました。
イノスグループでは、きちんと構造躯体だけでなく、基礎まで構造計算をしてくれます。そこで得られた耐風や耐震のデータはきちんとした裏付けがあるので、お客様に自信をもって提示することが出来ると思ったからです。

Q.イノスグループに入ってみてどうでしたか?

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イノスの家は基礎工事から違います。基礎工事を見た人から、鉄筋の数があまりに多いので、本当に木造の基礎なのか?と言われます。
また施工に対しても厳しく、きちんとしています。イノスの家の施工マニュアルは、住友林業の家のマニュアルをもとに作られていますから、大変信頼度が高いと思います。

イノスグループに入会後、新卒2年目の女性に監督を任せたことがあったのです。正直なところ、かなりフォローしなくてはいけないと覚悟していたのですが、家はきちんと出来上がったのです。私も工事部長も「なんできちんと出来上がったのだろう?」と驚きでいっぱい。担当の女性の真面目さもさることながら、イノスの家の施工マニュアルの力をまざまざと見せつけられた思いでした。
もちろんマニュアルだけでなく、品質管理や安全管理にも厳しいですね。

イノスには住友林業の工事出身の技術者がいて、工事の途中に現場で指導してくれます。立派な施工マニュアルがあるとは言うものの、現場で色々な指導を受けることは技術力向上のために欠かせないことだと思っています。さらに、設計面では設計出身の技術者もいるので、プランのアドバイスなどを受けることが出来るので、心強いですね。

Q.イノスグループに入って良かったことは?

まず雨漏りが無くなったことです。
あまり大きな声では言えませんが、以前は台風が来たときは朝から事務所に詰めて、電話待ちしていた事もありました。
実際、雨漏り発生の電話が毎回10軒ほどかかってきており大変でした。当時は大工も「台風が来たら、雨漏りはしょうがない」という考えを持っていましたからね。今は台風が来ても、本当に安心していられます。

Q.これから家を建てる方にひとこと

お家を建てたい!と思っている方は、複数の会社からいろいろなことを聞いてみてください。
そこで自分たちの理想とする家のイメージをまとめて、その想いを私どもにぶつけてきて下さい。
家は買うのではなく、お客様を中心に建てる一大事業です。家づくりをとことん楽しんで、自分らしい家づくりをしましょう。

インタビューしてみて

本当に顧客目線に立った家づくりをしている会社だと感じました。実際のところ、打合せに1年以上もかけるということは大変なことですし、お客様も工務店側も疲れるはずです。それを長年続けることが出来たのは、お客様と歩調を合わせて、ともに楽しんで家づくりをしていこうという強い志があるからなのでしょう。
創業40年、新築累計600棟、リフォーム件数3000棟、紹介率が80%以上の秘密が良く分かりました。本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

取材協力:㈱創建
https://www.kota-souken.com/