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大掃除できれいに!窓・サッシのお手入れをしよう【後編】

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厄介なサッシレールや網戸、高所のお手入れが済んだら、窓掃除もいよいよ折り返し地点。最後は窓拭きです。窓の汚れの多くは砂埃や手垢なので、水拭きでキレイになります。雑巾やクロス、バケツに汲んだ水などを用意したら、大きな窓はお父さん担当、子供部屋は子供たちで......と、家族みんなで手分けをして一気に済ませてしまいましょう。

窓ガラスは外側から拭いて、拭き残しゼロに!

窓ガラスは外側から拭き始めます。外側の方が砂埃などで汚れていることが多いため、拭き残した部分や、汚れた水滴の跡が室内からよく見えます。そのため、やり残しを防ぐことができます。外を拭いた後に内側のガラスを拭くと、外側の汚れに惑わされないため、内側の窓の仕上がり具合もよくわかります。

また、窓を拭く前に、窓回りのお手入れで忘れている箇所が無いか最終確認しましょう。窓ガラスを拭いた後にカーテンレールやサッシレール、網戸、シャッターなどをお手入れすると、それらのゴミがガラスに付着し、また窓拭きをやり直す手間が発生することも。しっかりと段取りをして、二度手間を防ぎましょう。

窓のお掃除に適した天気は「曇りの日」!

窓掃除をする際には、天気や時間帯も重要なポイントです。「寒いから、窓掃除は晴れた日の昼間に......」と思いがちですが、良く晴れた日や真昼間は窓に陽が当たり、拭き残し箇所などが見辛いことも。水分が早く乾いてしまうと、拭き跡も残りやすくなります。窓掃除には汚れが確認しやすい「曇りの日」がおすすめです。時間帯は日差しがそれほど強くない午前中や夕方などが良いでしょう。

拭き方が重要!キレイに仕上げるためには「コの字」を意識。

窓拭きの際には、まず雑巾やカウンタークロスに水を含ませ、軽く水滴が垂れる程度に絞ります。上方向から下方向に、少し力を入れて横向きに拭いていきます。円を描くように拭いたり、縦方向横方向にランダムに拭くと拭きムラが残りやすいため、注意が必要です。まっすぐ真横に進んでいき、窓の端まで到達したら、拭いた部分が少しだけ重なるように真下に雑巾を持つ手をずらし、コの字を書くように折り返します。この方法で進めていくと、拭き残しが無く、しっかりと拭くことができます。また、外側の窓ガラスは砂埃で汚れていることが多いため、少し力を入れて拭くことがポイントです。

ガラスに汚れた水跡が残ってしまう場合、布やクロスの面を替えたり、こまめに水ですすいで拭きましょう。汚れが残ったまま拭いていくと、乾いた後に水滴の跡や筋が残ってしまいます。多少手間でも、布やクロスは常に汚れていない面を使うようにすることがキレイに仕上げるコツです。大きな窓の場合は、一気に全面を拭いてしまうのではなく、上半分、下半分に分けて拭くと、作業が楽で、仕上がりも良くなります。

仕上げにしっかりと水分を拭き取って、ピカピカに!

水拭きの後は、表面の水分を拭き取ります。この際にスクイジーを使うと、簡単にキレイな仕上がりになります。スクイジーは軽く窓に当て、窓の左上から順に縦に引き下ろして水を切っていきます。一列水を切る度に汚れや水滴を布で拭き取ります。少々手間ですが、拭き取らずに次の場所の水気を取ろうとすると、水が垂れてしまい、キレイな仕上がりになりません。スクイジーで水を切った後、水滴が窓に残った場合は、乾き布を用意し、水滴が残った箇所だけピンポイントで拭き取ります。このひと手間で仕上がりが格段にアップします。

自宅にスクイジーが無い場合は、乾拭きでガラスに残った水気を取り除きます。拭きながら、やり残しや拭きムラがないか、色々な角度から確認していくのがポイントです。少し離れた場所や、違う場所から見てみると、意外と汚れが残っている箇所が見つかることがあります。掃除を終えた後に拭き残しに気付くと、再び掃除道具を出してくる手間がかかります。「拭きながらチェック」を徹底することで、効率良く進めていくことができます。外側が拭き終わったら、窓ガラスの内側も同じ要領で拭いていきます。

意外と忘れがち。カギや取っ手も拭き掃除でキレイに!

窓や窓枠を拭く時には、カギや取っ手、レバーなども一緒に拭きましょう。毎日触る箇所なので、よく見ると、手垢などで結構汚れていることも。細かな部分ですが、細部も忘れずにお手入れすることで、仕上がりの印象がアップします。

窓回りのお掃除を終えたら、カーテンを閉める前に、キレイになった窓から外を見てみましょう。庭の木々や、空の色。いつもの風景が新鮮に見え、清々しい気持ちになります。窓は家の中と外とを繋ぐ大切な箇所。ピカピカにして、来年も家の中に福を呼び込みたいですね。