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使っていますか?掃除機のノズルでお掃除がはかどる!

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掃除機に付いている「ノズル」、使っていますか?「隙間ノズル?普段使わないから片付けて......あれ?どこにしまったんだっけ?」「掃除機に色々付属品が付いていたけれど、付け替えが面倒なので、使っていない」と、普段は全く使わない方も多いのではないでしょうか。

しかし、掃除機のヘッドでは取り切れない狭い箇所のホコリには、ノズルが大活躍します。ヘッドとうまく使い分けることで、なんとなく見て見ぬフリをしてしまっている家具と壁の隙間や、洗濯機まわりなどの「ホコリが溜まりがちな場所」もスッキリきれいに。また、掃除機の付属ノズル(隙間ノズルやブラシノズル)は部屋の隅や隙間のホコリを取るだけではなく、意外な場所のお手入れにも効果的です。

今日は、掃除機付属の「ノズル」のおすすめの使い方をご紹介します。

 

ノズルの種類と用途

掃除機に付ける「ノズル」には、色々なものがあります。それぞれに適した使い方がありますので、まずは自宅にあるノズルのタイプを確認しましょう。

【代表的なノズルと用途】

・隙間ノズル
ノズルの先が細い形状になっており、狭い場所やサッシのレールのお掃除などに向いています。吸い込み口が細く、吸い込む力も強いため、隙間の細かいホコリを取り除くのに役立ちます。伸縮タイプのものであれば、家具の奥や、高所などのお掃除にも活用できます。

・ブラシノズル
先端にブラシが付いているノズルです。通常のヘッドでは吸い込みにくい家具、家電などに溜まったホコリや、フィルターのお手入れなど、多くの用途で使えます。ホウキのような形状のもの、丸い形のものなど色々ありますが、柔らかいブラシでホコリを集めてから吸い取ることができるので、家具や壁などを傷つける心配もありません。

・布団用ノズル
布団掃除用のノズルで、各掃除機メーカーから発売されています。表面を清潔に保ちたい時や、内部のハウスダストやダニなどを除去したい時などに活躍します。吸い込み口が分散していて布団を傷つけることなくスムーズにお手入れができるタイプと、ノズルと布団の隙間を密着させ、しっかり布団内部のゴミを吸いとるタイプがあります。後から買い足す場合は、どのような使い方をしたいか、をイメージしてから購入することをおすすめします。

 

部屋の隅はノズル掃除で確実に!掃除機と家具との衝突回避にも◎

塗り壁や家具に掃除機のヘッドを激しくぶつけてしまうと、傷がつく原因になります。部屋全体の掃除機がけをおこなう前に、壁と畳の境目、階段の隅、家具のまわりの汚れなど、掃除機のヘッドをぶつけたくない箇所は先にノズルでホコリを取り除いておくと、全体の掃除機がけが楽になります。

他にも、洗面所の洗濯機まわりなど掃除機でホコリを取れない箇所は、ノズルを使用することですみずみまでホコリを吸い取ることができるようになります。とくに、洗濯機の脇や防水パンの上は、髪の毛やホコリ、細かいゴミなどがすぐに溜まりますので、ノズルを使ってこまめにお手入れしましょう。ヘッド付け替えの手間はありますが、そのひと手間で、いつも清潔な洗面所を維持できるようになります。

 

狭い場所だけじゃない!マット類のお掃除にも◎

バスマットや玄関マットについたホコリは、隙間ノズルを使って一定方向に掃除がけすると、きれいに吸い取ることができます。まず表面を横一定方向にノズルがけしていきます。マットが大きく、作業がし辛い場合は、折りたたんでかけましょう。表がきれいになったら、次は折り返して裏面のホコリも同じ要領で吸い取っていきます。マットをすぐに洗濯できないけれど、表面の汚れが気になる場合はサッとノズルで掃除がけするだけでも、手早くホコリを取り除くことができます。

 

玄関掃除のついでに、スリッパもノズルがけがおすすめ

玄関付近を掃除する際には、掃除機のノズルでスリッパのホコリも吸い取っておきましょう。家中を歩き回るのに使うスリッパは、想像以上にホコリが付着しています。スリッパの内側も、靴下に付いたホコリや繊維などで汚れているので、しっかりとノズルがけをしておきましょう。さらに、余裕がある時や来客前などは、スリッパ裏側を水拭きしておくと、清潔感が増します。

 

サッシのレールのお手入れにも使える

サッシの汚れは砂やホコリなどです。そのため、いきなり水拭きするよりも、まずは表面の細かい汚れを取り除いた方が楽です。
サッシブラシなどでレールの細かい汚れを払い出し、ブラシで払いきれなかったホコリや砂はレールの端に集めて掃除機の隙間ノズルで吸い取りましょう。表面の細かい汚れを取り除いた後は、水拭きもスムーズにできます。

 

エアコンや換気口のフィルターお手入れはブラシノズルで

エアコンや換気口のフィルターは、ホコリが細かく入り込んでいるため、ブラシノズルがおすすめです。まずはホコリの多い面からかけ、裏返して反対の面もきれいにします。お手入れの際には、吸引力を最大パワーにしたり、グイグイと押さえるのはNGです。フィルタ―はやわらかい素材や網目状のものが多いので、力いっぱい押さえつけると、歪みや破れ、変形の原因になります。軽く表面をなぞるようにホコリを取りましょう。

フィルタ―掃除は面倒......とついつい放置したくなりますが、空調や換気のフィルターのお手入れを怠ると、肝心の機能を低下させることにつながります。掃除機のノズルを使って、こまめなお手入れを心がけましょう。(汚れが取れない場合は、機器の取扱説明書に従い、水洗いや洗剤洗いをおこなってください)

 

掃除機の「ヘッド」のお掃除も、ノズルを活用!

掃除機そのものも、意外とホコリや小さなゴミで汚れています。汚れた掃除機を使用すると、逆に部屋にホコリが広がってしまうため、時々は掃除機の「ヘッド」のお手入れをおすすめします。お手入れの際にはヘッドを外し、ヘッドの吸い取り口に付着したゴミやホコリを、ノズルがけでにきれいにします。※絡みついたゴミは、ピンセットなどで取り除いてください。

 

付属の隙間ノズルを失くしてしまった!そんな時は......

掃除機付属のノズルを失くしてしまった場合、部品として掃除機メーカーのサイトなどで購入することが可能です。
使っている掃除機に合うノズルが無い場合、「継ぎ手パイプ」という部品をアタッチメントとして用いることで、径が異なるノズルと掃除機を繋ぐこともできます。掃除機メーカーのサイトで確認してみましょう。

また、100円ショップでも掃除機用ノズルの扱いがあることがあります。国内メーカーの掃除機であれば、対応しているものが多く、狭い場所用、布団用など用途にあわせて色々な種類のものがありますので、一度試してみるのも良いでしょう。※掃除機メーカー正規品ではないため、使い方によっては掃除機に負担が掛かる場合があります。無理やり取り付けるといった使い方は避け、様子を見ながら使用してください。

暑い夏も終わり、これからは掃除がしやすい季節になります。いつものお掃除も、道具を上手く使いこなして、スムーズにおこないたいですね。