家族を育てる家

はじめての家づくり

知っていると役にたつ家づくりのスケジュール

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家を建てたいと思ってから、実際に家が建ち上がり、新居に入居するまでに、一体どのくらいの期間がかかるのか、あなたはご存知ですか?意外と知られていないものです。
今回は家づくりのスケジュールについてご案内したいと思います。

まずは情報収集

家づくり、まずは情報集めからスタートです。
あなたは家づくりに必要な情報をどのように集めますか?
一般的に住宅専門雑誌・モデルハウス・建築現場見学・各種広告・チラシ・看板・知人の紹介・ホームページやブログなど、色々な手段があります。
住宅建築会社の営業担当に会って話しを聞くことも大切ですが、まずはご自分たちがどんな家に住みたいかをイメージが出来ていることがとても重要です。
住宅専門雑誌ではいろいろな住宅建設会社各社の施工例が見られ、またモデルハウスであれば、部材の手触り・使い勝手などを体感することが出来るので、まずはたくさんの情報を入手してみましょう。
情報収集をしながら「自分の理想・希望の住まいはこのようなイメージ」を膨らませていくことを忘れずに!!

住宅建設会社の営業担当に連絡をとってみる

自分の理想の家のイメージが固まり、いよいよ本格的な検討に入る際の次のステップは「住宅建築会社の営業担当に実際に連絡をとってみる」ことです。
モデルハウスに出向いてもよいですし、電話で問い合わせしてみても構いません。
聞きたい事をメモ書きし、もし住宅建設会社の営業担当に会って話をするならばあなたが好きな家のイメージを切抜きしておくなど事前に準備しておくと、あなたの理想の家のイメージが伝わりやすいです。
また、住宅建築会社の特徴やトータルの建築費など、少し立ち入ったことを聞くこと事も忘れずに。
初めて会ったばかりにも関わらず、きちんとした説明をしてくれる住宅建設会社であれば、信頼できる会社だと判断してほぼ間違いないでしょう。

また、気の合う住宅営業担当に出会うと、すぐにその住宅建設会社を選んでしまいがち。しかし、この時点ではまだ1社に絞り込まず、他に2~3社訪問して実際に話しを聞いてみた方が良いでしょう。
もっと自分にあった住宅建設会社や営業担当に出会えるかもしれません。

情報収集から建設会社を決める段階までには、通常2~3ヶ月かかります。

プランニング~仕様決め

気に入った住宅建設会社に出会えたら、家のプランニング(設計)を依頼してみてください。時間と気力があれば、複数の住宅建設会社に依頼しても構いません。しかし、実際に絞りこむときに迷ってしまうので現実的には2~3社が適当でしょう。
プランが決まれば、次は内装や外装など仕様の打ち合わせです。
その際、住宅建築会社のモデルハウスや設備メーカーのショールームなどで実物を見ておくと、実際に設置されたときのイメージが沸き、安心できるでしょう。

見積もり提示~契約

プランや仕様が決まれば、次はいよいよ見積金額を提示してもらいます。
おそらく、あなたから依頼しなくても、住宅建設会社から見積金額を提示してくるはずです。
予算とかけ離れていないか、漏れている項目はないか、契約時にはいくら用意すれば良いかなど、気になる点は細かく確認してください。
数社で比較検討しているならば、項目ごとの比較表を作ってみても良いでしょう。
耐震性は?プランは?仕様は?性能は?営業対応は?・・・などご自分の中で重要と思う項目を書き出し、目で見て分かるようにすると、比較もしやすくなります。
点数で表しても良いですし、○・△・×などの記号を使ってもよいと思います。
あなたにとって分かりやすい表を作成することが大切です。
また、各住宅建設会社で提案内容が異なる場合があります。
一番価格が安いからという理由だけで住宅建設会社に決めてしまうのは要注意です。
また、たとえ住宅建設会社を1社に絞れたとしても、その場の雰囲気や勢いだけで契約するということだけはないようにしてください。
不明な点や疑問に思うことがあれば事前に解決し、納得した上で契約することが大切です。
資金計画・ローン計画もこの時点で提案してもらうと良いでしょう。

見積金額に納得し、疑問点などが解決できれば、晴れて契約です。
契約金の入金や諸々の書類への記入・捺印などのたくさんの手続きがあります。
契約日の手続きに数時間~半日程度かかる事も。
契約日当日に慌てないよう、どのような契約書類を取り交わすのか、事前に雛形をもらっておくと良いでしょう。
また、大安・仏滅などの「お日柄」を気にする方は住宅建築会社と日程の調整を忘れずに行ってください。

プランニングから契約までにかかる期間は少なくとも2~3ヶ月です。

着工~引渡し~入居

各種申請作業・地盤調査などを経て、無事に家の着工です。
これらの作業は基本的に住宅建設会社が段取りしてくれます。
近隣への挨拶もこの時期に行います。
先々のお付き合いを考えると、なるべく家族全員で挨拶に伺うべきです。
また、着工後は時々工事現場に出向き、工事の進み具合を都度確認しておきましょう。

家の大きさにもよりますが、家の着工~引渡しまでに通常4~5ヶ月かかります。

最後はいよいよ完成引渡しです。竣工検査を経て無事完成引渡しとなります。
これまで説明してきた情報収集~完成引渡しまでの期間を足し算すると、8~11ヶ月。
さらに、入居までを考慮すると、プラス2週間くらいは余裕をもっておくべきです。
すべてが順調に進むとは限らないので、おおよそ1年くらいかかると想定し、家づくりのスケジュールを立てると良いですね。

家づくりのスケジュールで大切なのは・・・。

家づくりのスケジュールで大切な事は、家が建ちあがる時期を見据えて「家づくりを始める時期を逆算」することです。
家づくりにかけられる期間に余裕があるほうがいいことは言うまでもありません。
例えば「来年4月の子供の小学校入学時までに新居に入居したい。」という予定であれば、今年の4月には情報収集を開始しておくべきです。
計画的に進めていても、予期せぬ予定が入ってしまうものです。
家の完成間近で慌てないためにも、少し余裕を持ったスケジュールを組んで、家づくりを進めてみてはいかがでしょうか。

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