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  • 初めての戸建て住宅購入

2019.07.05

家の建て替えで必要な「仮住まい」の費用や、探すときのポイントは

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家を建て替えるときには、通常「仮住まい」が必要となります。今までと大きく生活が変わることのないよう、できれば生活圏を変えずに、かつ、お得な住まいを見つけたいものです。
しかし、どのように探していけばいいのでしょうか。仮住まいを探すときの選択肢や費用についてご紹介します。

仮住まいの選択肢は

仮住まいは一般的に、通常の賃貸物件(アパート・戸建て)を短期間賃貸するか、ウイークリー・マンスリーマンションを利用します。本当に短い期間ならホテルを利用する手もありますが、建て替えの場合は半年以上かかることも多いので費用が高額になってしまいます。

仮住まいの費用を抑えたいなら実家や親戚の家に居候する方法もあります。一家全員での居候が難しいときは、妻と夫がそれぞれの実家に住んだり、妻と子どもが実家に行き、夫だけ職場近くのワンルームを賃貸したりする、といった併用策もあります。

賃貸物件のメリット・デメリットを比較

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一般的な選択肢である「(通常の)賃貸物件」と「ウイークリー・マンスリーマンション」についてメリット・デメリットを見ていきましょう。契約期間だけでなく、意外と細かな違いがあります。

賃貸物件の特徴

アパートやマンションのような賃貸物件は流通量が多いので、建て替える家の近所で物件が見つかる可能性が高いと言えます。生活圏を変えずにすむ部屋が見つかれば大きなメリットです。
最近は「ペットと一緒に住める」「セキュリティー面が厳重」「キッチンやバスの設備が充実」など、さまざまな物件があるのもうれしいところです。

物件数の多さはメリットですが、初期費用がかかる点がデメリットになります。主な初期費用と金額の目安は次のとおりです。

  • 礼金
    貸主に支払うもので、賃料の1、2か月分であることが一般的。ですが、必ずかかるものではなく、礼金ゼロの場合もあります。

  • 敷金
    貸主に預けるお金で、礼金と同じく、賃料の1、2か月分であることが一般的です。退去時には返却されるものですが、部屋について借主に責任のある汚れや損傷があれば、敷金から修復・修繕が行われます。そのため全額返金されるとは限りません。

  • 仲介手数料
    不動産会社に仲介を依頼したときに、不動産会社に支払う手数料です。賃料の1か月以内が目安です。


主なものだけでも、賃料の3~5か月分の初期費用が必要です。そのほか、前払い家賃や賃貸物件にかける保険の費用、保証会社への保証料などもかかってきます。賃貸期間が短期間の仮住まいにおいては、初期費用のウエイトは大きいです。できれば負担の軽い物件を選びたいものですが、そういった物件がタイミングよく見つかるとは限りません。初期費用はあるものとして物件探しをした方がいいでしょう。

また、賃貸物件では水道・電気・ガス料金などの改設契約なども必要です。初期費用ではありませんが、手続きにかかる手間も考慮しておきましょう。

戸建て賃貸も検討してみよう

建物が変わることによる環境の変化は意外と大きいです。それまで戸建てに暮らしていた人にとって、賃貸物件は入居者との関係や生活音などに気を使うので面倒と感じることもあるでしょう。特に小さい子どもがいる世帯には切実な問題かもしれません。
戸建てに暮らす子どもの多くは「下の階への配慮」を知りません。突然「静かに歩きなさい」と言われても、経験のないことを理解するのは難しいでしょう。

そういった人は、戸建ての賃貸物件も視野に入れて探してみてはいかがでしょうか。戸建の賃貸なら、アパートやマンションより広い物件が見つかる可能性が高いです。賃料だけ見ると高く感じるかもしれませんが、その分広さを手に入れることができますし、騒音問題の懸念も減ります。別途荷物を預けたり、駐車場を借りたりする費用を減らす効果も期待できます。

ウイークリー・マンスリーマンションの特徴

ウイークリーマンションは最短で1週間、マンスリーマンションは1か月から契約できる賃貸物件です。敷金・礼金は一般的に不要で、なかには保証人不要の物件もあります。契約は、身分証明書と申込書の提出ですむことが多いです。契約が簡易なので、急な仮住まいのときにも助かりそうです。また水道・電気・ガスは通っており、賃貸料金に組み込まれていることもあれば、光熱費が日割りでかかるケースも。契約が気軽にできるからこそ、料金体系をしっかり確認しておきましょう。

通常の賃貸物件は、一般的に2年契約で、それより短期間で契約を終えるには解約手続きが必要です。しかしウイークリー・マンスリーマンションはもともと短期間の契約なので、途中解約の手続きは不要です。

なお、多くのウイークリー・マンスリーマンションでは家具や家電が備えつけられています。出張や長期の旅行利用であればメリットとなるものの、仮住まいでは家具・家電はすでにある人が多いので、重複してしまいかえって困るかもしれません。

ウイークリー・マンスリーマンションのデメリット

手軽さがメリットのウイークリー・マンスリーマンションですが、注意点もあります。金銭面では初期費用がかからない分、毎月の賃貸料金が割高です。また、以前よりも認知度は上がっているとはいえ、通常の賃貸物件と比較すると流通の絶対数は少ないです。
全体の傾向として単身者向けが多いので、希望する間取りの物件が見つからないことも考えられます。ウイークリー・マンスリーマンションを希望する場合は賃貸物件も並行して探しておくといいでしょう。

賃貸物件を探す場合の手順

賃貸物件を探すには街の不動産会社を回ったり、インターネットの不動産サイトで探したりするのが一般的です。ただし、仮住まいの場合は短期間の契約であることがネックになり、なかなかいい部屋が見つからないこともあるようです。困ったときは建設会社に相談して仮住まいに強い不動産会社を紹介してもらいましょう。

ある程度の出費が見込まれる仮住まい

仮住まいの費用は決して軽視できません。賃料だけでなく、引っ越し費用も入居時と退居時の2回分必要です。仮住まいの総予算を決め、オーバーするようなら部屋の広さや立地で妥協することも考えてみてください。

部屋面積を絞ったことで荷物が入りきらないときは、トランクルームに預けたり、荷物だけ実家に置かせてもらったりする方法もあります。建て替える家の土地に余裕があれば、プレハブを建てて荷物を保管しておくのもひとつの手。プレハブは建築費用がかかりますが、家が建ったあとも物置として長く利用可能です。

仮住まいを決めた後の注意点

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仮住まいが決まったら、郵便物の転送届を忘れずに出しましょう。取り壊す家の電気・水道・ガス等について、使用停止手続きをすることもお忘れなく。住民票の取り扱いも気になるところです。仮住まいにともない住民票を移すことを直接的に定める法律はありませんが、「住んでいるところに住民票がある」のが法令上の原則です。仮の住まいなのでそのままにする人も多いようですが、迷ったときは住んでいる自治体に確認するといいでしょう。

なお、引っ越しにより自治体が変わると、それまで住んでいた自治体の行政サービスが受けられなくなったり、料金が高くなったりする可能性があります。特に子どもの場合は通園・通学に影響が出てくる可能性があるので、近所、かつ同じ自治体内に仮住まいを見つけたいものです。

仮住まいにかける手間は結構大きい

仮住まいにかける労力や費用は軽視できません。また、仮住まいが見つからないために工期が遅れるようなことがあっては大変です。最初から条件を絞り過ぎると仮住まいを探すのが難しいかもしれません。仮住まいの条件を柔軟に考え、臨機応変に探すのがいい仮住まいを見つけるポイントですね。

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