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将来にも影響する!?親子のコミュニケーションを上手に増やそう

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家族みんながスマートフォンを見つめる時間が長く、親子間でコミュニケーションがとれていない......。最近、そんな状況に陥っているご家庭も少なくないようです。
今回は親子のコミュニケーションが大切な理由や不足する原因、コミュニケーションをとるための方法を見ていきます。

親子のコミュニケーションはなぜ大切?

親子のコミュニケーションとは、親子間でのあいさつや会話などを通して、お互いの存在を認め合い、考えや気持ちを伝え合うことです。単に同じ家の中にいるだけではコミュニケーションが成り立っているとは言えません。
では、親子がコミュニケーションをとることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

自己肯定感が生まれる

コミュニケーションを通じて親に存在を認められることで、子どもに自己肯定感が生まれます。自己肯定感は将来社会に出て他者と良好な関係を築くうえで重要なもの。自分のことを認められないと、他者のことも尊重したり認めたりするのが難しくなります。

コミュニケーション能力を身に付けられる

家庭で身に付けたコミュニケーション力が、将来他者とコミュニケーションをとるうえでの基礎となります。職場などでの会話は家庭での会話の内容とは異なりますが、「考えを分かってもらうには、どんな順序で何に主眼を置いて話せばよいか」などといった基礎を身に付けることができるのです。

親もゆとりを持てる

親子でコミュニケーションがうまくいき子どもの情緒が安定していると、親の方も心にゆとりを持って過ごすことができます。

親子のコミュニケーションが不足する原因

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親子のコミュニケーションが大切であることは分かりましたが、実際には、うまくいっていないことも多いようです。原因をいくつか考えてみましょう。

スマートフォンを見ていることが多くなった

親も子もスマートフォンを見ている時間が長くなっています。そのため、同じ部屋にいてもお互いにスマートフォンを触っていて会話がまったくない状況が、しばしば見られます。

共働きの家庭が増えた

両親とも外で仕事をしている場合、家で子どもとコミュニケーションをとる時間が少なくなりがちです。

親も子も心のゆとりがない

親も子も、仕事や学校、習い事などで疲れ、家で積極的にコミュニケーションをとる余力がないケースが見られます。

親子間でコミュニケーションをとるための方法

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それでは、不足している親子間のコミュニケーションを増やすには、どうすればいいのでしょうか?
いくつか方法をご紹介します。

一緒に遊ぶ

子どもが小さい場合は、数十分や数時間など親が無理をしない範囲でいいので、ゲームやおもちゃで一緒に遊んであげましょう。親子で楽しい時間を共有することは、親子のコミュニケーションの基本です。

SNSを使う

面と向かって言いにくいことでも、SNSを通すと言える場合があります。SNSでコミュニケーションをとるのもひとつの方法でしょう。ただし、スマートフォンを見ている時間が長くなりすぎないようにする、大事なことは顔を見て話すなど、SNSに頼りすぎないよう注意することも大切です。

同じ部屋にいる時間を増やす

同じ部屋で一緒にいる時間を増やせば、会話も生まれやすくなります。リビング学習を取り入れる、キッチンから子どもに声をかけやすいレイアウトにするといった方法が考えられます。

子どものペースを尊重してあげることが大切

子どもの年齢やそれぞれの家庭の事情に合った方法でコミュニケーションをとっていきたいですね。ただし、どの方法でも、一方的にコミュニケーションをとろうとするのではなく、子どもの意思やペースを尊重してあげることが大切。子どもの話にしっかり耳を傾けながら、自然なコミュニケーションを楽しみましょう。