家族を育てる家

イノスの家の工務店

家族が健康で永く住まえる住宅を~㈱もみの木ハウス・おおさか濵本社長インタビュー~

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【どんな会社ですか?】

大工の経験を経て、2010年、25歳の時に濵本工務店を創業しました。その後2018年法人設立し2019年社名を(株)もみの木ハウス・おおさかに変更。同時にイノスグループに加盟しました。現在、イノスグループに加盟してから二棟目の住宅を建てています。施工エリアは大阪府全域です。

【モットーはありますか?】

「家族が健康で永く住まえる住宅を沢山の人々に届ける」事です。もみの木ハウス・おおさかでは、家族が健康で住まえるように「もみの木の家」のみを提供しています。
現場管理一名・大工二名・事務一人の少数メンバーで、健康で永く幸せに住まえる住宅のみを建てています。そのためには、お客様には正直に向き合うことが大事だと思っています。包み隠さず正直な意見と提案をすることで、住まわれた後も後悔のない家になると思っているからです。

【どんな家づくりをされているのですか?】

代表の私が基本的に営業設計などを担当しているのですが、お客様は住宅に関しては分からない事が多いと思います。お客様の想像できない先の未来について先回りして提案することで、住まわれた後も建ててよかったと思って頂けるのではないかと考えています。「今」目の前の事だけでなく、住みだした後の事をプロとして提案することが大事だと考えています。ですので、お客様には正直な意見をぶつけるようにしています。

【20年、30年という将来の事まで見越した提案を心掛けていらっしゃるんですね。】

また、内装材にはもみの木を床面積の200%ほど使用しています。具体的には、床面積と同程度の量を天井や壁に使用します。当社の使用するもみの木は、自然乾燥の柾目材のみ。樹齢で言うと200年から300年ものの大木です。
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内装材にもみの木を使用した住宅は、梅雨時でもジメジメしません。ペット臭も気になりません。そんな様々な効能が期待できます。「もみの木の家」を始めてからまず、自宅をフルリフォームしました。
実は私自身がアトピーでして、喘息や鼻炎もありました。さらに私の子供も肌が弱かったものですから、まずは自分の家から始めたのです。実際のところ、室内は暑い日でも空気がさらさらですし、ずっと鼻炎で鼻づまりだった私の鼻がすっきり通るんです。住んでいるからこそダイレクトに感想をお伝えすることができています。
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【性能面はいかがですか?】

全ての住宅が長期優良住宅です。耐震等級は最高等級の3、加えて、制振装置も採用しています。住宅は耐震だけでは度重なる大きな地震に耐えることができません。そのため、イノスのデジタルフレーム工法を採用し、すべての住宅を基礎まで構造計算しています。断熱性能については、現場吹付断熱材のフォームライトSLを採用しています。またサッシも樹脂サッシを採用しており、室内の熱が外へ逃げにくいよう配慮しています。

【お引き渡し間近のこのお宅も、リビング(2階)のエアコン1台で本当に快適ですね。】
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当社では、1棟ごとに外皮計算をしてエアコン能力も予め計算します。この家は外気温が0℃の時でも(設定温度20度の場合)3.4キロのエアコンで十分足りるように計算しています。プランについては、出来るだけコンパクトに納まるように意識しています。そうすることで、建築コストもランニングコストも最小限に抑えることができるからです。今だけの要望だけでなく先を見越した設計が大事だと考えています。

【特にこだわっていらっしゃる事はありますか?】

こだわりは、なんといっても「もみの木」です。もみの木を使用することで室内の空気環境がまるで変わります。梅雨時期でも部屋の空気がサラサラです。普通の住宅とは違い、空気が軽く感じられます。
また、実は「もみの木」は音響にも良いんですよ。この木材はギターとかピアノの鍵盤に使われたりするように、適度な響きをもつ素材です。最近は、コロナ禍で在宅ワークや自宅で趣味をするなど「家での過ごし方」が注目されていますよね。その点でも役に立つ素材だと思います。ちなみに今度の物件は、お客様が自宅でドラムをされるので防音室を作っています。防音室は「音」の面では良いのですが「湿度」がこもりがちです。その点で「もみの木」は音響のみならず調湿効果も期待出来て、ちょうど良いと思っています。

【家づくりの進め方はいかがですか?】

まずは、資金計画です。予算が決まれば建てられる家の大きさが決まります。そして資金計画に沿ってプランを進めて行くことが出来るのです。なので、予算オーバーになる心配がなくなりますね。
また、当社では土地探しもお手伝いしています。お客様がご自分で土地を検討するのは相当な知識も時間も必要です。建築のプロである立場からお客様に合った土地をお探しすることができます。

【施工面はいかがでしょうか?】

自分自身が元大工という点もあり、現場とのやり取りはスムーズです。また、イノスグループに加盟したことにより、施工マニュアル通りに施工していくことになります。そしてそのマニュアル通りに施工できているかどうかについて、職人の自主チェック・社内スタッフによるチェック・そしてイノス本部のチェックがあります。このように3重のチェックをしています。マニュアルがあることで、職人の腕によって仕上がりが変わるという事もなくなりますね。

お引き渡しの後には、住友林業ホームテックの定期点検があります。点検時期は、1年目・2年目・5年目・10年目です。永く快適に暮らすためには定期的な点検が必要です。お客様立会いの下で点検を実行します。自分たちはオーナーさんとのつながりを大事にしています。工務店とお客様という枠にとらわれず、深いお付き合いができるそんな関係を築いていきたいと考えています。

他には、2か月に一回「もみカフェ」を開催しています。「家づくりのためになる話」を中心にワイワイガヤガヤ楽しく開催しています。その他イベントもありますので、詳しくはホームページをご覧ください。

もみの木ハウス・おおさかHPhttps://momi-osaka.com/

【イノスグループに加盟していかがでしたか?】

イノスのシステムやノウハウを使用した家づくりは、他にはない最高な仕組みだと思っています。地場工務店としてなかなか手の行き届かない情報なども素早く入手でき、家づくりに生かすことができる。そうすることで、お客様にとっても最高な家になるのではないかと思っています。イノスグループに加盟したきっかけは、イノスグループ会員工務店の大先輩であるもみの木ハウス・かごしまの竹下社長のご紹介です。私は、いい家を建てるためには「性能面」や「品質管理」は絶対だと考えていますが、イノスグループに加盟する事を決めたのは、よりレベルの高い住宅を提供できると考えたからです。

イノスの「現場チェック」※って正直厳しいですよね。点数まで付けられます(笑)。自分の仕事は完璧だと思っていただけにショックな事もありました。施工の事だけではなく安全管理や美化意識までしっかりチェックされます。地元工務店では気づきづらい点ですね。イノス本部の現場レベルチェックは、現場を重ねるごとに会社と現場の意識が向上しているように思います。地場工務店にはなかなかできない品質や安全管理なども徹底することができるのも魅力ではないでしょうか。
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※「現場チェック」:イノスの家の品質を保つ為、住友林業イノス営業部の技術スタッフが現場にて施工の確認と指導をしています。

また、何よりもハウスメーカー品質の住宅をお客様に提供できるという事が大きいですね。地域工務店の強みである部分とハウスメーカーの知識と最先端技術が融合できるのも魅力的な部分です。イノスのデジタルフレーム工法はすべての住宅をXCADに入力し、基礎まで構造計算されていますし、イノスのオリジナル木材であるPFウッドを使用した強固な躯体になっています。
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【これから家づくりをされるお客様にメッセージをお願い致します。】

私は嫌々する仕事はしたくありません。好きな人の為の仕事しかしたくありません。そのためには、いかにお客様との信頼関係を築けているかが大事です。疑われている、あるいは疑っている状態では良いものは出来ません。「私自身が(良いと考えて)造る家を理解し、共感して下さる」お客様の家を建てたい。そうなればやっているこちらも楽しいし、お客様も嬉しい。お互いに幸せな事です。アフターメンテナンスにしても、気持ちがつながっているお客様でなければ、きっと足も遠のいてしまうでしょう。

【その為には、お客様はどのようにして、「もみの木ハウス・おおさか」を知り、どうやって信頼すれば良いのでしょうか?】

信用の構築には、その為の年数(時間)も必要です。なかなか普通の人が、一元で地元の工務店に来て信用は出来ないですよね。私自身34歳と若く、すぐには信用して頂けません。その点では住友林業とパートナーシップを結んでいるイノスグループに所属する事は、保証体制なども含めて、かなりの安心感を持って頂けているかなと思います。
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【社長が毎日書かれているブログも、「社長が手掛けたい家づくり」の情報開示に役立っていると思いますが。】

そうですね。「僕の説明書」みたいなものですね(笑)。ブログは代表者である僕の思いを伝えるという事。事務員さんには任せられない。絶対自分がやらなくてはならない大切なことと認識しています。自分で書くのは無茶苦茶大変ですけどね(苦笑)。
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https://momi-osaka.com/blog/

【最後にひとことお願いします。】

家を建てるということは、一生に一度あるかないかです。人生の一大イベント。「見た目」や「値段」といった表面上の価値だけでなく、住んでからも価値のある家を建てないと後からきっと後悔します。失敗しないためには、「どんな家が良いか?」ではなく「どんな生活を送りたいか?」そこに重点を置いて家づくりをしたほうがいい結果になると僕は思っています。

取材協力:株式会社もみの木ハウス・おおさか
     https://momi-osaka.com/