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2019.04.15

中庭のある暮らしを実現!「コートハウス」の魅力とは?

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せっかくなら魅力あふれる個性的なマイホームにしたい。そんなときの選択肢のひとつとして、コートハウスを選ぶ人も少なくありません。プライベートな中庭を持つコートハウスは、マイホームをスタイリッシュに演出しながらも開放感をもたらしてくれる洗練された住まいといえます。今回は、コートハウスが持つ魅力やメリット・デメリットについて見ていきましょう。

コートハウスのメリットとは?

コートハウスとは、敷地全体を壁で囲み、建物の内側に庭をしつらえた住宅のこと。マイホームにプライベートな中庭をプランニングできるのが、その特徴です。室内外が一体となった空間を設けることができるコートハウス。個性的なその空間には、さまざまなメリットがあります。

プライバシーが確保された開放的な空間をつくれる

通常の庭は屋外にあるため、ご近所や通行人の視線が気になりがち。しかし、コートハウスは屋内に設けられた庭なので、プライバシーが確保されています。プライバシーの観点で庭づくりをためらっていた人も、自宅内で堂々と開放感を味わえるメリットがあります。

例えば、近隣の家との距離が近い場合、庭を使うときに配慮が求められるため、家族や友人とパーティーをするとなると、迷惑にならないかと遠慮してしまうでしょう。そんなときでもコートハウスなら、必要以上に気を遣うことなく伸び伸びと過ごせますね。

採光と通風を確保できる

建物の内側に庭を造るコートハウスでは、複数の部屋が中庭に接することになります。そのため、それぞれの部屋の採光や通風を確保できます。

北側に面する部屋は一般的に日光が入りにくいといわれていますが、コートハウスならその特徴的な間取りを生かして、室内に光を取り込むことができます。

屋外のような使い方ができる

家の中に居ながら、まるで屋外のような使い方ができるのもコートハウスのメリットのひとつ。室内では味わえないくつろぎの空間を演出することができます。

季節の草木や花を植えれば、自宅に居ながら四季折々の風景を楽しめますし、リビングとの床の高さをそろえることで、屋内から続いたアウトドアリビングとして使うこともできます。家の中で自然を味わえるのも、中庭がある家の魅力ですね。

部屋の移動が便利になる

コートハウスでは、中庭を回遊動線として活用することができます。中庭を通って部屋に移動すれば、効率よく家の中を回遊することができます。

例えば、家族それぞれの部屋を掃除したり洗濯物をしまったりと、効率的に家事を行うにはスムーズな回遊動線は欠かせません。中庭があるとそこを通り抜けることで移動距離をショートカットできるので、家事の負担も軽くなるでしょう。

小さな子どもを安心して遊ばせられる

まるで屋外のような開放感を持つコートハウスでは、小さな子どもを安心して遊ばせられます。家事で忙しいママの目から離れることなく、常に見守りながら遊ばせてあげられるのはコートハウスの見逃せないメリットです。

事故や犯罪のリスクを考えると、子どもを外に遊びに出させることに不安を感じる人も多いでしょう。コートハウスなら、すぐそばで子どもの安全を守りながら自由に遊ばせることができるので、安心にもつながりますね。

コートハウスを取り入れた魅力的な間取りとは?

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コートハウスは特徴的な間取りをしていますが、大きく3つの形状が考えられます。それぞれの特徴を見てみましょう。

日当たりにすぐれた「L字型」

L字型の中庭を設ける場合、家を建てる場所や間取りによるものの、日当たりのよい家を造ることができます。L字型の中庭は隣家の視線が気にならない場所に設けるのが一般的です。

採光に工夫が必要な「コの字型」

コの字型の中庭では、隣接する部屋が角部屋になるため、採光に優れた家づくりが可能です。ただし、家を建てる場所次第では条件が悪く、採光が難しいケースも。うまく光が差し込まず暗い部屋になってしまうこともあるため、建物の向きなどの条件を考えたうえで、間取りを工夫する必要があります。

回遊動線にすぐれた「ロの字型」

ロの字型の中庭は、家の中の回遊動線をスムーズにします。また、行き止まりのない回遊を作れるため、家が広く大きく感じられるでしょう。また、中庭も回遊動線として利用することで、部屋の移動がスムーズになります。

ただし、ロの字型のコートハウスでは配水管を設置するなどして、大雨への対策を取る必要があります。水の逃げ場がないと中庭に水がたまってしまいますので、雨水に対する配慮は欠かせません。

コートハウスのデメリットとは?

個性的な住まいを実現してくれるコートハウスですが、その特徴からいくつかデメリットもあります。

建築コストがかかってしまう

コートハウスでは外壁が増えるため、一般的な住宅と比べて建築コストがかさみます。さらに、一般的に中庭に面する開口部には窓ガラスが採用されることから、窓の面積が増えるほど建物の強度に影響が及ぶといえます。窓ガラスでも強度を確保できるよう、その工夫にも費用が求められます。

メンテナンスコストがかかってしまう

その特殊な形状から、建築面だけでなくメンテナンスのコストも考慮したいところです。自宅のなかにも外部空間があるので、外壁や床の汚れなどが気になればメンテナンスをしなければなりません。

メンテナンスの頻度を減らすためにも、設計時のプランニングが重要です。汚れが目立ちにくく付着しにくいタイルを選んだり、芝生に緑を取り入れる場合は人工芝にしたりと、汚れに強い素材を活用したいですね。

居住スペースが制限されてしまう

家の中に中庭を設ける分、居住スペースが制限される点は否めません。立派な中庭を設ければ設けるほど部屋の数が少なくなったり、各部屋が狭くなったりするでしょう。マイホームに開放感を作り出せたのはいいものの、部屋の居心地が悪くなるのは本末転倒といえます。

中庭もある程度の面積がなければ、採光や風通しなど、コートハウスがもたらす開放感を味わうことができません。快適に過ごせる家を造るには、中庭と居住スペースをいかにバランスよく設計するかが重要です。

コートハウスでは、1階に中庭を設けた場合、1階の居住スペースが制限されるだけでなく、同時に2階の居住スペースも狭まることに注意しましょう。

防犯のことも考えなければならない

建物に閉ざされたプライベートな空間がメリットである反面、外部からの目が届きにくいことが防犯上のデメリットともいえます。建物の中だからと安心せず、防犯意識を高めることが重要です。

理想の中庭を持つ憧れのマイホームづくり

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コートハウスには、美観や採光以外にも、豊富なメリットがあります。一般的な間取りとは違い、屋外の空気を感じられるコートハウスでは、開放感に満ちた毎日を過ごせるのではないでしょうか。ただし、特殊なプランニングになるので、設計段階からしっかりと打ち合わせをしておくことが大切です。プロと相談しながら、理想の中庭を楽しめるマイホームづくりを進めてみてはいかがでしょうか。

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