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  • 建物のはなし

2020.05.14

小屋裏収納への上り下り、固定階段それともはしご?特徴をチェック!

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屋根裏のスペースを有効活用した「小屋裏収納」。たまにしか使わない物や季節ものを入れられるといったように、便利そうだから作ったものの、上り下りが大変で結局使っていないといった声も聞かれます。それなら、はしごより固定階段にしたいところですが、デメリットもあるのでしょうか?
今回は、小屋裏収納への上り下りの手段について考えていきます。

小屋裏収納とは?

小屋裏収納とは、天井と屋根の間の空間を利用した収納スペースのこと。通常はデッドスペースになるような場所を有効活用した優れた収納ですが、建築基準法施行令によって「面積は下の階の2分の1以下」「天井高は1.4m以下」などの細かな条件が定められています。

小屋裏収納の詳しい内容や上手な活用法などについては、以下の記事もご参照ください。
「小屋裏収納」の使い方とは?ニーズに合わせた多彩な活用法

さまざまな活用法がある便利な小屋裏収納ですが、実際に作ったものの、上り下りがしにくくて結局あまり使っていないといった声があるのも事実です。では、小屋裏収納への上り下りの手段にはどのようなものがあるのでしょうか?

小屋裏収納への移動手段は3つ!

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小屋裏収納には主に3つの移動手段があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

固定階段

その名のとおり、小屋裏収納へ上り下りするための固定式の階段です。少なくとも片手がふさがるはしごとは異なり、「両手に物を持って上り下りができる」のが最大のメリットです。
一方、階段を設置するための、ある程度のスペースが必要になります。また、設置費用の目安は45万円前後と、はしごと比べてコストがかかるのもデメリットです。
なお、固定階段の設置には規制があるケースがありますので、事前の確認が必要です。

収納式はしごと可動式はしご

収納式はしごは、普段ははしごを小屋裏収納側に収納しておき、小屋裏収納へ上り下りするときにだけ引き出して利用するタイプ。可動式はしごは、使用しないときは壁に掛けて収納し、上り下りする際に小屋裏収納に掛けて使用するタイプのはしごです。

いずれも固定階段と異なり場所を取らずに、狭いところでも設置できるのがメリットです。また、設置費用の目安はどちらも30万円前後と、固定階段に比べるとコストを抑えられる点も魅力でしょう。ただし、上り下りの際は片手がふさがるため、大きい物や重い物を持っての移動は大変です。また、使用するたびにはしごを引き出したり動かしたりするのが面倒だという人には向きません。

なお、ご紹介した各種タイプの設置費用の目安は、いずれも小屋裏収納(6畳)の施工費までを含んだものです。あくまでも一例であり、メーカーや施工業者、住宅の状況により異なりますので、依頼の際には必ず業者に確認してください。

固定階段を設置する場合の注意点は?

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小屋裏収納自体については建築基準法施行令でさまざまな条件が定められていますが、上り下りするための手段については、各特定行政庁(市町村や都道府県の関係事務所など)において、例えば「原則として固定式のものとしないこと」、「階段の面積を小屋裏収納の面積に入れること」といった細かな取り決めを明らかにしています。

基本的には固定階段の設置自体は可とする特定行政庁がほとんどですが、なかには認められないケースもあるようです。固定階段を希望する場合は、前もって業者に確認しましょう。

便利な小屋裏収納を有効活用するため、最適な移動手段を選びましょう

小屋裏収納は天井と屋根の空間を生かして設ける収納スペース。有効活用するためにも、満足のいく移動手段を確保したいですね。予算とも相談しながら納得のいく選択をしましょう。

また、イノスの家『MOTENA PLUS』では、住まいが自然とすっきり片付くためのさまざまな収納の工夫をご提案しています。ぜひ、参考にしてみてください。

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