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作ってほしいけど、作ってほしくない!?夫の料理問題を解決する方法

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家事を手伝う夫が増えてきたものの、料理はすべて妻任せの家庭も少なくないようです。では、夫が料理を手伝ってくれればそれでいいのでしょうか? 家事の中でも料理については、そう単純な問題でもなさそうです。今回は、「夫の料理」に関わる問題とその解決法を見ていきましょう。

夫婦の料理分担の現状

市場調査メディア「ホノテ」が実施した、「2018年 共働き夫婦の家事分担調査(定量調査編)」によると、家事は「妻がほとんど担う」と回答した人が27%、「妻が主だが、夫も少し分担」が38%となっており、家事に協力的な夫が増えてはいるものの、負担はやはり妻に偏っているようです。

一方2013年にマイナビニュースで発表された、既婚男性182名へのアンケート調査の結果では、料理は「全て妻」が作るとの回答が63.2%、「どちらもつくるが妻のほうが多い」とした回答が27.5%でした。家事のなかでも料理は特に、夫婦での分担が進んでいないことが分かります。
料理はほかの家事に比べても「スキル」や「経験」の差が出やすい分野。それらに乏しい男性が多いことが、料理の分担が進まない理由のひとつではないかと考えられます。

ただしほかの家事と異なり、夫が料理をすればそれでいいというわけではなさそうです。夫が料理をするにもかかわらず、妻が不満を感じるケースがあります。どういった場合でしょうか。

夫が料理をする場合の妻の不満

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夫が料理をしてくれても、次のようなケースでは妻は不満を感じるようです。

  • 料理がおいしくない
    料理の経験がほとんどない夫が作った場合、「おいしくない」ことが当然あります。
  • 節約の意識がない
    家にある食材を利用せずに新たに買ったり、レシピどおりの高い調味料をわざわざ買い足したり、野菜の皮を分厚くむいたり、使えそうな部分まで捨ててしまったりするなど、節約の意識がない夫も多いようです。
  • あと片付けをしない
    調理後にあと片付けをせず、結局、妻があと片付けをするはめになるケースも少なくありません。また段取りが悪い夫が長い時間キッチンを占領するため、なかなか片付けに入れないことに不満を感じる場合もあります。

次に、夫が料理をしてくれない不満と、してくれる不満への解決法を考えていきましょう。

夫の料理に対する妻の不満を解決する方法

夫にも料理を担当してもらって負担は減らしたいけれど、料理をしてもらうとかえって手間が増える......。そんな「夫の料理」についてのさまざまな不満を解決する方法を考えてみましょう。

  • 料理のハードルを下げる
    カレーや焼き飯など比較的作りやすいものからリクエストしましょう。多少おいしくなくても「おいしかった!」「ごちそうさま!」のひと言は忘れずに。料理に慣れるに従ってだんだんと上手になるはずです。
  • 予算を伝える
    できるだけ家にある食材を使ってほしいとお願いしたうえで、食材を買い足す場合は「○○円まで」のように予算を伝えましょう。
  • あと片付けまで頼む
    あと片付けまでお願いしましょう。あるいは、「今回は私が片付けるので、私が料理したときはあなたが片付けてね」のように提案し、片付けも料理に付随する「家事」であることを理解してもらいましょう。
  • 収納や配置を工夫する
    調味料や調理器具はコンロの位置から手を伸ばして届くところに置く、シンクのそばにゴミ箱を置くなど、料理もあと片付けもしやすい収納や配置を心がけましょう。

夫との料理問題を解決するには住まいの工夫から

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料理しないことに対する不満、料理する場合の不満。「料理」は、妻が夫に対して不満を感じやすい家事のようです。収納や動線など「家事に取り組みやすい住まい」を意識することで、料理はもちろん、ほかの家事も夫と仲良くシェアしやすくなります。

夫と妻、上手に家事をシェアする住まいの工夫については「共働きママ必見!家事をシェアしてゆとりのある生活を送る方法」の記事が参考になります。