冬の必需品、給湯器!トラブルを防ぐための点検を受けよう
本格的な冬となり、温かいお湯を出してくれる給湯器が、さらに生活に欠かせなくなります。ですが、石油・ガス給湯器ともに安全に使える期間は8~10年。これを過ぎたら点検が推奨、または義務づけられています。今回は、この給湯器の点検制度についてご紹介します。
「法定点検」が必要な給湯器は?
特定の給湯器には、「長期使用製品安全点検制度」による点検が義務づけられています。この「法定点検」が必要なのは、2品目です。
- 石油給湯器(屋内式・屋外式)
- 石油ふろがま(屋内式・屋外式)
点検時期が来るとメーカーから通知が届くため、その内容に沿って点検(有料)を依頼しましょう。
ただし、購入時に「所有者登録」をしていなかったり、点検制度ができる前(平成21年3月以前)に製造された機種を使っていたりする場合には、通知が届きません。その場合は、ご自身でメーカーに問い合わせましょう。
法定点検の義務が無い機種でも、自主的に点検を頼もう!
さらに、「法定点検」の義務が無い給湯器もあります。製造技術の向上によって、以下の7品目は令和3年8月1日から「法定点検」の義務がなくなりました。
- 都市ガス用瞬間湯沸器(屋内式)、②液化石油ガス用瞬
間湯沸器(屋内式)、③都市ガス用ふろがま(屋内式)、
④液化石油ガス用ふろがま(屋内式)、⑤石油温風暖房機(密閉燃焼式)、⑥電気食器洗機(ビルトイン式)、⑦浴室電気乾燥機
ですが、これらも使い方や設置環境などによっては劣化が早まります。火の元となる器具ですから、自主的な点検が推奨されています。この「あんしん点検」もなるべく受けるようにしましょう。
「あんしん点検」の受け方は?
上記7品目の「あんしん点検」の時期も購入から8~10年後が目安ですが、正確には「設計標準使用期間(設計上の標準使用期間)」の経過後となります。
正確な数字が知りたい方はメーカーにお問い合わせください。機種によっては「点検時期お知らせ機能」が付いていて、リモコンやランプでお知らせをしてくれます。「あんしん点検」を受けたい場合は、メーカーにご自身で点検を申し込みましょう。
定期的な点検と買い替えで給湯器を安全に保とう!
10年以上使い続けた給湯器などは、経年劣化による故障や事故、発火などの危険性があります。これらを防ぐために、定期的な点検や買い替えをしましょう!