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2019.09.25

妻に負担がかかる「名もなき家事」、一体どう対処する?

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共働き世帯が増えた今の時代でも、多くの家庭で妻にかかる家事の負担が問題になります。
最近では、その多くを妻が負担する「名もなき家事」にも注目が集まるようになりましたが、一体これはどのようなものを指すのでしょうか? 
今回は、「名もなき家事」の概要や具体例、対処法をご紹介します。

名もなき家事とは?

「名もなき家事」とは、「掃除」「洗濯」「料理」といったはっきりとした名のついていない家事のことを指します。2017年に大手ハウスメーカーが行った「家事に関する意識調査」で初めて使われた言葉で、今では広く一般的に使用されるようになりました。

子どもがいる共働き世帯を対象にした同調査では、夫と妻の家事分担割合の現状を夫の方は3対7とする回答が多かったのに対し、妻の方は1対9とする回答が最多で、家事の分担意識に大きな差があることが分かりました。また、「名もなき家事」の多くを、夫が家事だと認識していないことも判明。
これら「名もなき家事」については、そのほとんどを妻が負担しているという現状も明らかになりました。

名もなき家事に含まれるものは?

では、一般的に「名もなき家事」に分類されるものにはどのようなものがあるのでしょうか? 以下にいくつかリストアップしてみます。

  • 新聞・雑誌・不要なチラシなどをまとめて捨てる
    実は結構な重労働です。たまったものをしっかり縛るのには力がいりますし、縛るとかなり重くなり、収集場所まで運ぶのは女性にはひと苦労です。せめて収集場所まで夫に運んでもらえると助かるのですが、そうでない家庭も多いようです。

  • トイレットペーパーを補充する・手洗い場のタオルを取り替える

簡単な作業で、家事に慣れていない夫でも行えるはずですが、何となく面倒という意識が働くのか、妻が補充する、あるいは取り替えるのを待っているという家庭も少なくないようです。

  • 脱いだ靴や脱いだ服を片付ける
    夫や子どもがそれぞれ自分の脱いだものを片付ければ済む話なのですが、注意しても直らず、「しびれを切らした妻(母親)が片付ける」といったパターンに陥っているケースも見られます。

  • 郵便物のチェック
    気付いた方がチェックすればいいのですが、気付くのが結局いつも妻なので、「妻がやるもの」となってしまっている家庭もあるでしょう。

  • 幼稚園や学校役員の会合・町内会の行事などへの参加
    現代は共働き世帯が多く、「仕事」を理由には欠席しにくい雰囲気があることも少なくありません。また、専業主婦ならなおさらで、手のかかる下の子を連れて参加せざるを得ない場合も多くあります。夫婦どちらか休みの取りやすい方、手の空いている方が出席するようにすればいいのですが、やはり女性が多く、いざ行ってみたけど、男性ひとりで気まずい思いをしたという夫もいるようです。

  • お米のような重たいものの買い物
    重たいものは自宅に配達してもらう家庭も多いかもしれませんが、予定外の時期にストックがなくなり、急きょ買いに行かなくてはならないこともあります。比較的夫に頼みやすく、夫にとっても引き受けやすい「家事」のひとつではないでしょうか。

  • ペットの世話
    犬や猫などのペットには毎日エサを与えなければなりません。また、犬の場合は散歩が必要なことも多く、種類によってはトリミングも欠かせないでしょう。ほかに病気になれば動物病院に連れて行くといったように、行わなければならないことがたくさんあります。ペットは大切な家族の一員でもありますので、お互いできる範囲で協力し合いたいところです。

ここに挙げた以外にも、「ベッドや布団を整える」、「衣類をクリーニングに出す」、「靴を磨く」など、さまざまな「名もなき家事」があります。また、ほかの家庭では家事とされない作業でも、妻あるいは夫が「家事」と感じる名のついていない作業は、その家庭での「名もなき家事」ということになります。
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名もなき家事への対処法

前述の通り、名もなき家事の多くは妻の負担となっていますが、そのままでは妻にストレスがたまってしまいます。このような状況にはどのように対処していったらよいのでしょうか。対処法を考えていきましょう。

わが家の「家事」の確認

夫が名もなき家事の多くを家事として認識していないことが、妻の負担が大きくなっている原因のひとつということが分かっています。まずは、上記のリストを参考に、わが家の「名もなき家事」をすべて挙げましょう。

「掃除」「洗濯」「料理」、そして「名もなき家事」まですべてのわが家の家事について、夫婦で、子どもが理解できる年齢なら子どもも含めて確認し合い、家族全員が共通の認識を持つことが初めの一歩です。

夫への家事分担

名もなき家事も含めてわが家の家事が分かったら、次に進みます。スタンダードな方法ですが、妻に負担が偏っている家事を、夫にもしっかり分担していくというのが現実的な対処法です。

家事をすでに分担している家庭でも、あらためてわが家の家事を洗い出した結果、どちらか一方に偏りがあるなら、バランスよく配分を変えていく必要があります。

また、家事は分担した方がよいと分かってはいるものの、夫は何をしていいか分からず、妻は自分がした方が早いからと、妻自ら多くを負担している家庭もあるかもしれません。その状況を変えるには、まずは夫ができそうな難易度の低い家事から少しずつ挑戦してもらうことが大切です。

例えば、服や靴の片付けなどは自分でしてもらう、郵便物を取ってきてもらう、買い物を担当してもらう、洗濯物を取り込んでもらう、縛った新聞や雑誌などを収集場所に運んでもらうなど、できることから始めてもらい、徐々に家事の負担割合を改善していきます。

夫への育児分担

子どもが小さい場合は、保育園や幼稚園の送り迎えのどちらかを担当してもらう、週末は公園に連れ出してもらうなど、育児についても分担することを忘れないようにします。

夫の育児参加は、家事以上にハードルが高いと感じる人がいるかもしれませんが、例えば三菱UFJ銀行が、2019年5月から男性の約1ヶ月の育児休暇取得を事実上義務付けた例に見られるように、「育児は男性も参加するもの」という認識が社会全体に浸透しつつあります。また、男性が育児に参加することは、子どもとの絆が深まる、妻の大変さが理解でき思いやりが生まれるなど、メリットが多くあります。無理せずできることから少しずつのペースで構わないので、まずは何らかの形で参加してもらうことが大切です。

なお、家事にせよ育児にせよ一度ルールを決めたら必ずそうしなければいけないとなってしまうと、今度は夫のストレスになってしまいます。急にお米のストックがなくなったときは「できるだけ」夫が買うけれど、場合によっては「手が空いている方が買いに行くのでも構わない」というように柔軟に対応することが、長続きのポイントです。

動線を考慮したレイアウトへ変更

家事をしやすいようにレイアウトを変更することも、妻の負担軽減の有効な手段です。

例えばトイレットペーパーやタオルなどを、すぐに取りに行ける場所に取り出しやすい形で置いておくだけでも、随分負担が違ってきます。そうなると、夫も補充や交換がしやすくなるでしょう。

また、靴箱は一番上の段が夫、一番下の段が子どもなどスペースを決めておき、脱いだら自分のスペースに片付けるようにしてもらうといった方法もあります。

ほかにもわが家の家事に合わせて家の中の動線を見直し、家事を面倒と感じないレイアウトに変えていくといいでしょう。
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ともに家事・育児のやり方を見直し、家族で協力し合う体制へ

名もなき家事をうまく分担するには、夫の意識改革を期待するだけではなく、妻も一緒に家事・育児のやり方を一度見直してみるとよいでしょう。そうすることで、夫に分担できる家事を確認したり、よりスピーディーに家事をこなせるレイアウトを思い付いたりすることができるかもしれません。わが家の家事を洗い出して、家族で協力し合う体制を作りましょう。

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