ノーと言わない設計力に納得。趣味を楽しむ工夫も随所に
◎施主様基本情報
構造：木造軸組
階数：2階建て
敷地面積：472.80㎡
延床面積：165.99㎡
家族構成：ご主人、奥様
施工会社： 株式会社セイコー住研
白を基調に、黒のアクセント壁でスタイリッシュな趣を演出した外観のＴ様邸。結婚を機に建築されたお住まいは、明るく開放感あふれる空間に、シックで温もりのあるインテリアが美しく調和。ご夫妻それぞれが好きな物を並べる飾り棚や、将来はシアタールームにもなる趣味室など、暮らしをより楽しむための工夫がなされたお住まいです。今回は奥様に家づくりについて伺いました。
希望を形にする設計の対応力、地震に強い構造などが決め手に
結婚を機に、家づくりをスタートされたＴ様ご夫妻。この家を建てる前は、２ＬＤＫの賃貸住宅にお住まいでした。
「主人も私も地元が同じで、二人ともセイコー住研の設計士さんと知り合いだったことがきっかけで相談をしました。『イノスの家』は優良な木材を使っていること、地震などに強い頑丈な構造であること、そして要望に対してノーといわずに、思いに応える設計をしてくれる点が大きな魅力。何年後かには大きな地震がくると言われているので、耐震性は重要視していました。その点、イノスの家なら安心。セイコー住研さんからは、『地震が起きても安心して家にいてください』と言われましたので、それを信じて揺れが来ても家に居ようと思っています」
構造の強さや性能、設計力、要望へのきめ細かな対応力など、さまざまな面から判断し、イノスの家を選ばれたとおっしゃいます。
仕切りの壁や扉をなるべく減らして開放的に。窓やクロスの工夫で広がり感もさらにアップ
玄関を入り、ホールを進むとそこはリビング・ダイニング。吹き抜けのある明るく大きな空間が広がっています。
「二人とも狭くて閉鎖的なのは好きではないので、仕切り壁や扉をなるべく減らして、開放的で広々とした空間づくりを希望しました。そしてできあがったのが、玄関からホール、ＬＤＫ、吹き抜けの階段室、２階ホールが緩やかにつながるプラン。リビングに吹き抜けを設け、掃き出し窓の上部にも大きな横長の窓を設けることで、開放感をさらに高めています。セイコー住研さんからの、リビングの天井をあえて濃い色にしたほうがより広く感じるとのアドバイスを採り入れたことも成功でした」
インテリアはグレーを基調に、黒や赤をアクセントカラーに用いたシックな雰囲気をつくり出しているＴ様邸。
「床や一部の壁に使っている木の趣ともうまく調和しています。寝室の壁の一面にも無垢材を貼っているのですが、自然素材ならではの木目の美しさや質感があって、照明も映えてとても落ち着く空間になりました。トイレはお客様が使うことも考えて和紙のクロスや白石、信楽焼の洗面ボウルなどを使って和モダンな雰囲気に。洗面ボウルは設計士さんがわざわざ信楽まで足を運び、空間に合うものを見つけてきてくださったものです」
１階と２階、２つのウォークイン・クローゼットで衣替えもラクに
暮らしやすい住まいに欠かせない「収納」にもご夫妻のこだわりが反映されています。そのひとつが、奥様のアイデアで設けられた、２つのウォークイン・クローゼットです。
「１階は洗面室・浴室の手前に、２階は主寝室の奥と、１フロアに１つずつウォークイン・クローゼットを設けました。オンシーズンのものは１階、オフシーズンのものは２階のクローゼットと使い分け、衣替えのときに１階と２階の衣類を総入れ替えするというスタイル。普段は外出時や帰宅時の着替えが１階だけですんでしまうので、わざわざ２階までいく必要がなく、動線もスムーズ。衣替えも簡単に行えてとても便利です」
リビングにあるテレビの左右に設けた飾り棚も奥様のアイデアによるものです。
「左は主人用、右は私用の飾り棚です。主人はワイングラスを、右はお花系のグッズと趣味の品を飾って楽しんでいます。テレビの背面はエコカラットを貼ってインテリアのアクセントに。上部の横長窓は外観上のアクセントにもなっています。ほかにも、食品庫や玄関収納も便利。食品庫があることでキッチン内も片付けやすいですね。もう少し広くてもよかったのかしらと思うほど便利に使っています」
水廻りの回遊動線、２方向から出入りできる和室など、スムーズな動線は本当に便利です
家事をしやすくするため、動線さもさまざまな工夫がなされています。
「キッチン～洗面室～ウォークイン・クローゼット～浴室～トイレ～ホールを回遊する動線もそのひとつ。キッチンは２方向から出入りできるので動きやすいですね。ウォークイン・クローゼットには下着類も含めた衣類を置いているので、朝の身支度や入浴後の着替えも余分な動きをすることなくさっとできます。回遊動線はよく使っていて、便利さを実感しています」
「もうひとつ便利だなと感じているのが和室です。玄関とリビングの２方向から出入りができるので、ＬＤＫを通らずにお客様を和室に案内することができます。和室は普段は襖を開け放してリビングとひとつながりにすることで、より広々とした感じに。将来、子どもが生まれたときにお昼寝をしたり遊んだりするスペースとしても活用したいと思っています」
広い趣味室には卓球台を。将来はシアタールームにすることも考えています
多彩な趣味をお持ちのＴ様ご夫妻。ガレージ脇に趣味の部屋を設けています。
「じつは、ここには農作業用の道具を置くつもりだったのですが、その必要がなくなったので趣味の部屋として使うようにしたんです。二人とも卓球が趣味で、以前は体育館まで行っていましたが、今はここに卓球台を置いて存分に楽しんでいます。ゆくゆくは壁や天井を張るなどして、シアタールームとして使うことも考えています」
リビング・ダイニングの窓外に設けた、広々としたテラスもお気に入りだそう。
「お天気のいい日はテーブルと椅子を出して、ご飯を食べたり、バーベキューをしたり。屋根もついているので雨の日でも大丈夫です」
全館空調の提案は◎。要望に絶対にノーといわない対応で、思いどおりの家が実現
空間をなるべく仕切らない開放的な住まいでも、全館空調システムによって家じゅうが快適だと語るＴ様。
「間仕切り壁や扉をなるべく設けずに、という希望を出したときに、セイコー住研さんが提案してくれたのが全館空調システムでした。空間をなるべく仕切らず、吹き抜けもある間取りですが、１年を通して家じゅうが快適。アドバイスをいただいてよかったですね。間取りやデザインの面でも、希望にしっかり応えてくれて大満足。要望に対して『無理です』と言われたことは一度もなく、丁寧かつ親身に対応してくださって。工事が始まってからも、間に合う部分については嫌な顔をせず対応してくれました。インテリアについても、例えば壁クロスを２種類貼り分けるときには、こうしたあわせ方がいいといったことも細かくアドバイスしてもらって、とても参考になりました」
ご夫妻の趣味を楽しめる、快適で暮らしやすい住まいへの夢を叶えられたＴ様に、家づくりへのアドバイスをお聞きしました。
「どんな家を建てたいか、どんな暮らしをしたいか、できる・できないは関係なく、自分たちのこだわりを事前にすべて伝えることが大切。そこからプロならではの提案やアドバイスをしてもらうことで、要望を形にすることができると思います」
