そろそろ暖房の出番!点検・買い替えで冬に備えよう。
肌寒い日が増えて、冬が間近に迫ってくる時季ですが、暖房の準備は万全でしょうか?近頃は世界的な感染症拡大による工場生産の停止や半導体不足などの影響で家電製品の供給が不足しています。本格的に寒くなる前に点検・試運転をして、必要があれば早めに買い替えを検討しましょう。
こんな症状があれば要注意!あなたの家の暖房は大丈夫?
ご家庭にある暖房機器に異常がないか、簡単にチェックできる方法があります。まずは試運転をして、以下のような症状があれば早めに点検や修理に出しましょう。
<エアコン>
- 室外機から異音がする(特にガラガラ音には要注意!)
- エアコンの電源が入らない(リモコンの電池切れや故障ではなく、本体が動かない)
- エアコンから嫌な臭いがする
- エアコンから水漏れする
- 暖まらない、冷えない
<石油暖房機器・ガスファンヒーター>
- 操作パネルが文字欠けする。または表示されない
- 機能がうまく働かない(延長運転ができない、タイマーがセットできないなど)
- 異音や異臭がする
- 本体や周囲が異常に熱くなる
- オイル漏れやガス漏れがある
これらのほかにも「おかしいな?」と思う症状があれば、まずは取扱説明書をよく読んで、該当の症状に適した対処方法をチェックしましょう。
不具合が解決しない場合や、対処方法として「修理に出してください」という指示がある場合は、すぐに使用をやめて販売店かメーカーに修理を依頼しましょう。
暖房機器の平均寿命は約8年~10年! 目安を超えたら買い替えの検討を
石油ファンヒーターや石油ストーブの寿命(=耐用年数)は約8年、エアコンやガスファンヒーターの寿命は約10年と言われています。これらを超えると故障や火災、二酸化炭素中毒などの危険が高まります。特に異常がなくても、この寿命を超えている場合は買い替えを検討しましょう。使い続けたい場合は、販売店かメーカーに連絡して安全点検を依頼するとよいでしょう。
また、正常な暖房機器も、使う環境によっては火災などの危険が高まります。燃えやすい物を近くに置かない、壁や家具に近づけすぎない、フィルターはまめに掃除するといった点に注意し、安全を確認してから使用しましょう。