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2023年3月から スタート!「住宅省エネ2023キャンペーン」

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20233月から新しい住宅補助金が始まるのをご存知でしょうか。住宅資材の高騰や物価上昇、住宅ローン金利の上昇など懸念事項が多いなか、補助金を活用すれば住宅購入の負担を軽減することができます。

今回は20233月から始まる「住宅省エネ2023キャンペーン」をメインに、住宅補助金についてお伝えいたします。

住宅省エネ2023キャンペーン

住宅省エネ2023キャンペーンとは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進するため、住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入等の住宅省エネ化を支援する新たに創設された3つの補助事業の総称です。

○キャンペーン概要
各事業の概要は、以下の通りです。

① こどもエコすまい支援事業
こどもエコすまい支援事業は、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、省エネ改修等に対して支援を行う事業です。

② 先進的窓リノベ事業
先進的窓リノベ事業は、既存住宅における窓の高断熱化を促進するため、改修に係る費用の一部を補助することで、エネルギー価格高騰への対応(冷暖房費負担の軽減)や、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保への貢献を目的とする事業です。

③ 給湯省エネ事業
給湯省エネ事業は、家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率給湯器の導入支援を行う事業です。

○補助対象
各事業の補助対象は、以下の通りです。

① こどもエコすまい支援事業
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(住宅省エネ2023キャンペーン総合サイトの表を引用し一部改変)

ただし、注文住宅の新築および新築分譲住宅の購入については、子育て世帯または若者夫婦世帯が取得する場合に限ります。

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(住宅省エネ2023キャンペーン総合サイトの表を引用し一部改変)

② 先進的窓リノベ事業
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(住宅省エネ2023キャンペーン総合サイトの表を引用し一部改変)

③ 給湯省エネ事業
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(住宅省エネ2023キャンペーン総合サイトの表を引用し一部改変)

○補助額(補助上限)
各事業の補助額(補助上限)は、以下の通りです。
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(住宅省エネ2023キャンペーン総合サイトの表より引用)

○交付申請期間
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(住宅省エネ2023キャンペーン総合サイトの表より引用)

○注意点
こどもエコすまい支援事業、先進的窓リノベ事業、給湯省エネ事業を重複して補助金の交付を受けることはできません。また、重複して国の他の補助制度から補助を受けることはできません。

ただし、地方公共団体の補助制度については、国費が充当されているものを除き、併用可能となっています。

その他の補助金

住宅省エネ2023キャンペーン以外には、以下のような補助金があります。

ZEH支援事業
ZEHとは「net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の頭文字で、生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅のことを言います。

ZEH住宅の認定を受け支援事業に採択されると、55万円(上位仕様のZEH+住宅の場合は100万円)の補助金が受けられます。

今年に入って追加の公募が決定し、公募期間は2023213日(月)10:00 2023317日(金)17:00締切となっています。

○自治体独自の補助金
国だけでなく地方自治体でも独自の補助・助成事業があり、災害に強い住宅や省エネ住宅、バリアフリー性の高い住宅などの建築や改修に対して補助金が出ることがあります。前述の通り国費が充当されていなければ、「住宅省エネ2023キャンペーン」と併用できる可能性もありますので、必ず確認することをお勧めします。

今回は20233月から始まる「住宅省エネ2023キャンペーン」をメインに、住宅補助金についてお伝えいたしました。

補助金制度は申請期限や公募期間が決まっています。補助金が受けられたのに受けられなくなってしまったということがないように対象期間の確認や早めの準備を心がけましょう。

参考:住宅省エネ2023キャンペーン