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庭木の植え付けや植え替えのシーズン!理想のお庭に造り変えよう

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3月は植木の植え付けや植え替えに適した季節です。寒さに弱い常緑樹は体力がつき、葉がしげる前の落葉樹は休眠期で動かしやすいためです。庭木の植え付けや植え替えで、お庭を美しくリフォームしてみませんか?

植え付け前の下準備①~植える場所選びと庭のデザイン~

まずは植える木の性質や、大きく育ったときの姿などを考えて、植える場所を決めましょう。日なたを好む木(イヌツゲ、フヨウ、オオデマリほか)や、半日陰~日陰を好む木(シャクナゲ、アジサイ、センリョウ他)など、木の性質に合った場所選びが大切です。

複数の木や草花を組み合わせる場合は、簡単なイメージ図を紙に描いてお庭の完成図を考えておくといいでしょう。

植え付け前の下準備②~剪定(せんてい)と土づくり~

木を植える場所が決まったら、折れた枝や枯れた枝、混み合った枝などを軽く選定しておきます。これはあくまで「間引き」が目的なので、切りすぎたり、幹から出ている太い枝を切ったりしないようにしましょう。

そして、植えるための穴を掘ります。目安は「根鉢(土がついた木の根本)」の1.5倍以上の大きさと深さです。穴の底は柔らかくほぐして、植えた木の根が伸びやすいようにしましょう。

さらに、必要に応じて木に合った土に入れ替えたり、肥料をほどこしたりしておきます。植える/植え替える木によって適した土や肥料が違うので、あらかじめ調べて準備しておきましょう。

移植の場合は「根回し」しながら掘り出す!

苗木はそのまま、植え付けて間もない木は掘り出してすぐ植えられます。ですが、しばらく植えてあった木は、植え替え後に水や肥料を吸収しやすくなるように「根回し」する必要があります。

高さが2メートル以下の小さな木は、掘り起こすときにシャベルで根の先端を切るようにしましょう。2メートル以上の大きな木は、半年以上前から太い根の表皮を剥ぐといった下準備が必要なので、植木屋さんに相談しましょう。

植え付けが終わったら

無事に木の移植/植え付けができたら、根もとに土をまんべんなくかぶせます。さらに、土の中に隙間ができないように、株の周りを軽く踏みましょう。そして、水をたっぷりやっておきます。

終わったら、根株の周囲に根株より少し大きめに環状に土を盛っておく水鉢を施すと、今後水やりした水が流れ出しにくくなり、しっかり水が浸透しやすくなるでしょう。