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庭を爽やかに彩るハーブのすすめ

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春のガーデニングにおすすめなのが、色や香りが爽やかなハーブ。お手入れが簡単で枯れにくく、虫にも強い、と良いことづくめです。ガーデニング初心者でも簡単に育てられる品種と、それぞれの魅力をご紹介します。

ガーデニングにおすすめのハーブ3選!

ハーブの良さは、素朴で愛らしい姿と有益な効能です。いずれも育て方は簡単で、種や苗についている注意書きを守れば、ほとんど枯れることなく育ちます。

植え付けは春~初夏、収穫は夏~秋に行うのが一般的。なかでも育てやすく、料理やクラフトなどに活用しやすいのは以下の3種類です。

①カモミール
小菊に似た花からリンゴのような香りがするハーブ。この花は生のままでも乾燥させても、ハーブティー(花にお湯を注いで約3分蒸らす)や入浴剤(不織布などに入れて湯船に入れる)などに活用できます。
また安眠効果があるので、乾燥させて布袋に詰めて、サシェ(香り袋)やアイピローにするのもおすすめ。
一年草のジャーマンカモミールと、多年草のローマンカモミールが代表的な品種です。

②バジル
イタリア料理に使われる香草。トマトとの相性は抜群ですが、葉がおいしい分ハーブのなかでは虫がつきやすいタイプのため、定期的に虫を取り除きましょう。生の葉の香りは素晴らしく、天日や電子レンジで乾燥させれば、瓶に密封して長期保存できます(オイル漬けにしてもOK)。パスタやトマト料理、サラダ、パン、お菓子など、幅広い料理に活用できます。

③ラベンダー
美しい紫の花と、爽やかな香りを持つハーブ。花は、そのままでも切り花にしても楽しめます。ドライフラワーにすればポプリやサシェ、入浴剤、お菓子、消臭剤、クラフトの素材など、さまざまに活用できます。

多湿に弱いので、日当たりと風通しの良い場所に植えて、茎が混み合ったら剪定(せんてい)しましょう。

収穫時期と収穫方法

カモミールは、花の真ん中の黄色い部分が盛り上がったら花だけを摘み取ります。バジルは、2030cmくらいに育ったら一番上部の葉を4枚まとめてはさみで切ります。ラベンダーは、新芽が出る位置を見極め剪定(せんてい)しましょう。

慣れたらいろいろなハーブに挑戦してみよう!

ハーブはどれも育てやすく、素朴ながらも個性的な姿で庭を彩ってくれます。ほかにもローズマリー、ミント、ルッコラ、キャットニップ、ラムズイヤーなどが人気です。気になったらどんどん育ててみましょう!