玄関にあると便利なシューズクローク!理想の広さや間取りとは?
「シューズクローク」は、靴以外にも、コートやアウトドア用品、ベビーカー、三輪車など、さまざまな物を置ける便利な収納。玄関がすっきり片付き、快適に暮らせます。今回はシューズクロークの理想の広さや間取り、失敗例や作る際のポイントについてお伝えします。
シューズクロークの広さの基準
シューズクロークは玄関に設置する収納で、靴を履いたまま入ることができるのが特徴です。常に玄関をすっきり保てたり、ほかの部屋が散らかるのを防げたりするなど、さまざまなメリットがあります。
シューズクロークのメリットについては、以下の記事もご参照ください。
便利な収納で玄関すっきり!「シューズクローク」のメリットとは
では、シューズクロークを検討する場合、どのくらいの広さにすればいいのでしょうか?
理想の広さはどれくらい?
シューズクロークの広さは、間口90cm~1.5mくらい、通路60cm以上、棚の奥行30cmくらいが一般的といわれています。この広さを基準にしつつ、家の床面積や設計上の都合などによって柔軟にアレンジしていくといいでしょう。
そして何より家族の趣味や家庭の状況を考慮することが大切。まずは中に入れる物を書き出して、必要な広さを割り出してみましょう。靴以外では、例えば以下のような物を入れるのではないでしょうか。
<衣類>
コート、レインコートなど
<スポーツ用品>
ゴルフバック、バット、ボール、ラケット、サーフボード、スキー板など
<アウトドア用品>
釣りの道具、山歩き用の道具など
<子ども関連>
ベビーカー、三輪車、虫取り網、縄跳び、スケートボードなど
<その他>
傘、スーツケース、掃除道具、カー用品、ガーデニング用品など
シューズクロークの間取りなどの留意点

広さ以外に間取りなどについても、次のような点に留意すると使い勝手がよくなります。
1.収納してある物が見渡しやすいようにする
何がどこにあるのかがひと目で分かると、非常に使いやすくなります。入れる物に合わせて、棚やポールなどを設置し、上手に活用しましょう。
2.歩くスペースを十分確保する
収納スペースばかりを取り過ぎると窮屈になります。歩きやすく、物の出し入れがしやすい設計になるよう考慮しましょう。
3.わが家の動線を意識する
わが家の動線を念頭に間取りを考えましょう。例えばウォークスルータイプの場合、食料の買い出しが多い家庭なら、そのままキッチンに行ける設計が、スポーツをして汚れて帰ってくる家族がいるなら、そのまま洗面所や脱衣所に行ける設計が便利でしょう。
4.機能を考える
例えばコートや帽子、ブーツなど衣類やおしゃれアイテムの収納が多い場合は、姿見を置いて全身をチェックできるようにするといいでしょう。外出前にコーディネートをサッと確認することができます。
シューズクロークの失敗例と解決法
シューズクロークには失敗しがちな点もあります。失敗例とその解決法を見てみましょう。
1.明るさ
暗くて収納してある物がよく見えないという失敗例があります。照明や窓の設置を考えましょう。ただし、窓が大きすぎると日が当たり過ぎて、中の物が劣化してしまう恐れがありますので注意が必要です。
2.臭い、湿気
臭いや湿気がこもってしまう場合があります。窓や換気扇の設置を考え、消臭剤の利用なども検討しましょう。
3.収納量
設計する際には十分にスペースを確保していても、つい容量以上に詰め込んでしまう場合があります。季節ごとにアイテムの入れ替えをしたり不要になった物を処分したりするなど、適量に収めましょう。
広さ、間取りをよく考慮し、理想のシューズクロークを!

シューズクロークは、広さや間取りなどについてプランをよく練って作ることで、一層便利な収納場所になります。家族の趣味や動線などを考慮し、理想のシューズクロークを目指しましょう。
イノスの家『MOTENA(モテナ)』でも、便利な洗面付きシューズクロークを紹介しています。